ニモ…?
こんにちは RABです。
こちらは皆さんおなじみ‘’カクレクマノミ‘’。部室の個体は現在、少なくとも6年以上に渡って部内で飼育されています。
奄美大島以南、沖縄、台湾、東南アジア、北オーストラリア沿岸などに生息しています。
クマノミ類中最小の部類になります。小さいからあまり長生きしないと思いきや、実は寿命が25年以上はあると言われています。長生き何ですねぇ。😯
宿主のイソギンチャクへの依存度が高く、イソギンチャクの中に隠れていることが多いため漢字では「隠隈之魚」と書かれるようです。
こちらは例の映画で登場したニモ のモデルになった‘’クラウンアネモネフィッシュ‘’です。フィリピン、インドネシア、パプアニューギニア北部、ソロモン諸島、特にグレートバリアリーフなどが有名な生息地となります。
この名前にある‘’クラウン‘’は王冠のクラウンで
はなく黄色と白と黒の派手な色彩の衣装をまとい、体をくねらせながら不器用に泳ぐのが滑稽な感じなので、‘’道化師‘’‘’Clown‘’の意味だそうです。
ちなみに日本には生息していません。じゃあこの写真はどこで撮ったんだ?!と思ったそこのあなた。もちろんネットから引用した のではなく、東南アジア某国の水族館で僕が撮影したものです。
さて、基本的な紹介は終わりました。ここからが本番で、僕が本当に書きたかったところです。😁
先程も述べた通り、ニモのモデルは日本に生息していない‘’クラウンアネモネフィッシュ" です。
つまり、"カクレクマノミ"はニモのモデルではないのです。(この界隈では有名ですが…😑)
なぜ、皆ニモのモデル と カクレクマノミを混同するようになってしまったのか、その理由はネットで検索すれば出てくるのでここでは割愛します🙇♂️
その代わり、この2種の違いについて説明いたします。
1、生息地
分布域が異なるためこれで判別が可能。
2、生息域からきた名前
クラウンアネモネフィッシュより西側の海域に分布することから
"ウエスタン・クラウン・アネモネフィッシュ"ということがある。
感の良い皆さんならもうお気づきでしょう。
"クラウンアネモネフィッシュ"は
3、模様
いや、模様に違いがあるのかい と思ったそこのあなた。実はこれがとてもシビアなのです。
一応言葉だけで説明すると、 カクレクマノミ に比べ クラウンアネモネフィッシュ のほうが白いバンドの縁取り(黒線部分)が平均的にやや太いといわれます。
試しに見比べてみると…
先程も述べたようにニモのモデルであるクラウンアネモネフィッシュの方が白いバンドの縁の黒線が太い傾向にあります。言われてしまうと、まあ確かにとなりますね。
さて、実はクラウンアネモネフィッシュは個体によって色や模様の変化が大きくなる傾向がある 厄介?な種なのです。黒縁が消えていたり、バンドが途中で途切れていたり(右写真の下にいる個体もそうですが)黒縁の面積が極端に大きいものなど。ネットで画像検索すればたくさん出てくると思います。
学名である amphiprion percula で検索するとでやすいです。(日本語のサイトだとあまり出てこないです…😓)
以上…こういう感じです。
死滅回遊魚採集
沖縄遠征 魚類編
初投稿のRAB(79期)です。
魚類班の班長をやらせて貰っています。しばらく動いてなかったブログを動かしつつ、もうすぐ引退なのでしっかり後輩に繋げていきたいと思っております。
コロナも大分落ち着いてきて、活動風景もコロナ前のように戻ってきました。とりあえず今回は、今春の沖縄遠征について書こうと思います(少し時間が経過してしまいましたが)🙇♂️
早速成果を…
↑全体的な成果
一部ですが、詳しく見ていきましょう。
ミナミハタタテダイ
ペアでいたところ、片方逃してしまいました。
ミスジチョウ
小さすぎたのか、宿に帰ったら☆になってしまいました…。
フウライチョウですね。
大きいのがごろごろ泳いでましたね。
スミツキトノサマダイです。
豆サイズが2匹採れました。
テングカワハギです。
メンバーの一人が、6匹捕まえてきました。
(餌付けが難しい種類のハズなんですけど、全て乾燥餌に餌付いたんですよ!)
こちらにお尻を向けているのはコクテンフグです。
コクテンフグ(左上)シマキンチャクフグ(右下)
シマキンチャクフグは簡単に採れるだろうと舐めていたんですが、近づいた途端物凄い速さで逃げ去っていきました。😮
ツノダシです。
大きいのばかりでこのサイズは全然見ませんでしたね。
ハリセンボン
部としては2年ぶりの沖縄遠征となりました。
飛行機輸送も無事成功して、とりあえずホッとしました。受験が無事終わったらまた行きたいな〜。
2020夏休み活動報告〜海水魚採集編〜
こんにちは!みーやです。
ブログで少しは活動報告をした方がいいかなと思い、夏休みの採集を報告していきたいと思います。
今回は神奈川県の漁港での海水魚採集を報告します。
メンバーは高2:みーや、アケボノ、高1:2人、中3:2人、中2:4人みたいな感じでした。細かい数は間違ってるかもです。
この日は自粛期間全く行けて無かった海だったので、半年ぶり位の海でしたね。8月12日でしたので、死滅回遊魚(季節来遊魚)のシーズンが始まってるかなという時期でしたね。
着いてからは漁港採集組と潜り組に分かれました。高1、中3が近くの磯に潜りに行って、その他は漁港で採集してました。昼の漁港採集組の成果は、ナミチョウチョウウオ、トゲチョウチョウウオ、ハタタテダイ 、トノサマダイ、サザナミフグ でした。 ナミ、トゲ、ハタタテ、サザナミフグは近年シーズン初めでも見れているのですが、今年は初めてトノサマダイの採集に成功しました。
潜り組もナミチョウ、トゲチョウ、ホンソメワケベラ、オハグロベラを採集していました。 また釣りをしていた中2くんたちがオトメベラを釣っていました。模様が綺麗!特に顔の模様が観察しがいがありました。 これだけでも満足いく採集だなと思っていたので僕は後輩へのアドバイスに回っていたのですが、水面近くに何か泳いでいる。進行方向に網を入れるとそのまま網に入ってくれました。バラムツさんです。 普段深い海に住んでいる魚がいた事にも驚きだったのですが、そのかっこよさに惹かれてしまいました! 食べようかという話にもなったのですが、研究に使いたいという他校の生物部の方からの申し出があったのでそちらに送りました。凄く印象に残っていたので長々と書いてしまいましたね。 後輩くんたちも採集上手くなっているようで先輩としては一安心といったところでしたね。今回はこの辺で。さようなら。
生物飼育の心構え
部員紹介2020
高2(76期) ・みーや:旧名ネッシー。昆虫班班長、部報担当、前会計。昆虫班の班長をしてるが、海水魚採集にも参加している。採集が好き。 長年動いてなかったブログを動かしていきたい。 ・秒針:旧名ノア。副主将、鳥類班班長兼鳥類班解剖部門長。 鳥類観察、解剖、剥製作りをしている。解剖、剥製作りは独学。昨年、日本鳥学会で研究発表をした。 ・アケボノ:旧なまずん。主将と海水魚部門長やってます。 ハリセンボンとチョウチョウウオが好きです。 高1(77期) ・B Cl : 魚類班...? 好きな魚はバスクラリネット! ・パセリ:魚類班に所属しています。主に淡水魚を担当していますが、海水魚にも手をつけたり、つけなかったり…。気楽に頑張ります。 中3(78期) ・しらさぎ:魚類班兼鳥類班。好きな生き物はカムルチーとアユモドキ。卍よろしく卍 中2(79期) ・すがたけです。去年参加出来なかった採集にも参加していきたいです。昆虫班、淡水魚類班所属。 中1(80期) 書いてる人少ないですが、どんどん追加していくはずです。
久しぶりの採集
初投稿の高1のパセリです。
コロナウイルスの影響でずーっと採集に行けていませんでしたが、部の活動が許可され、採集に行けるようになったので、感染しないように十分注意しながら(熱中症にもならないように水分をちゃんと持って)久しぶりに川に行ってきました。
本当は2地点で調査をはしごして行うはずだったのでしたが、最初の地点は先日の雨の影響で川に入ることすら困難。もう一方の地点は川に入ることはできたのですが、これまた増水の影響であまり採集できず。そこでの調査結果もいまいち…(シマドジョウやカジカ、アブラハヤなど)。そこで調査とは別で、違う地点に行ってきました。
メンバーは5人くらいで、1時間半ぐらい採集しましたが、なんと1番最初に採れたのがツチフキ。
本来なら関西の方にしかいない魚です(最近は霞ヶ浦の方にも移入種として生息)。なぜかこの川にはツチフキの他にもムギツクやオヤニラミなど関西の魚ばかりいました。誰かが放流したにしてはしっかり住みついているようでした。
他にもアカザがたくさんいました!
こんなにアカザがたくさんいる地点は初めてです!
写真はないのですが、カワムツやアブラハヤも採れ、オイカワも目視で確認でき、本当にたくさんの種類の魚が採れました。久しぶりの採集でこの成果は出来過ぎていて、気分良く帰れると思いましたが、梅雨明けすぐの日で、炎天下の中、駅まで戻るのに一苦労でした。帰りは電車で居眠りしてしまいましたが、今年の夏も(コロナウイルスにかからないように十分注意して)頑張って採集していきます。それではまた今度…。