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~シリーズ 寒天培地で菌を培養~ 番外 カビの恐怖?

どうも。コムです。
忘れているかたも多いと思いますがバラムンディが前、予告した寒天培地での菌の培養の番外編です。
http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/9569583.html (~寒天培地で菌を培養~ 予告)
 
まず、こちらの写真をご覧下さい。
 
イメージ 1和金用に作った餌ですが、餌にある白い斑点はすべてカビです。餌に含まれていた水分によって、一夜にして増殖したのです。
これではせっかく作ったえさも、もう使えません。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
イメージ 2
 
これはカメの餌にはえたミズカビの一種かフハイカビだと思われます。ミズカビやフハイカビは、菌類でないことがわかったそうですが、それまではカビであると考えられていたため、この名がつきました。菌類でないといっても、その生活史は、増え方以外カビと似ています。
写真が分かりにくいですが、餌の周りのモヤモヤしたものがそうです。
ミズカビは高温に弱く、21度ほどで弱体化するので、冬場で水温が低いこの時期に発生したのだと思います。
 
 
 
 
このようにカビなどの真菌、または腐敗細菌、酵母などによってタンパク質などの有機物が分解され、これが人間にとって有害な場合を腐敗といいます。腐敗するときに、異臭や毒素が発生するため、せっかくつくった餌も、もう使えないのです。
しかし、この腐敗は人間にとって有害であることも条件ですが、腐ることによって生物の遺骸などは無機物に変換されるため、人間にとって有利にはたらいていると考えられなくもないと言えるかもしれません。
 
このようなカビを、寒天培地では主に培養し、観察しようと思っています。
次回、このシリーズを書くときはついに寒天作りにはいっている予定です。