桐朋生物部のブログ

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サンショウウオ採集地開拓

どうも。コムです。
11月23日の水曜日。勤労感謝の日でした。
そして、サンショウウオ採集ポイント探しに再び行きました。
採集地はこの前サンショウウオを採ったのとはまた別の場所で、初めて行く場所です。
 
新しく採集地を探すときはネットで大体の情報を仕入れて、交通の便がよいところか、危険な道がないかなどを地図を使って確かめてから行きます。
今回の目的は、前回のサンショウウオ採集では採れなかったヒダサンショウウオと、前回も採れましたがハコネサンショウウオを同時に採集できるポイントの発見です。
 
8:15  駅に集合
メンバーは しぐれ バラムンディ コム medaka 中一SH(敬称略)。
 
バスに揺られて、そこから山道を延々歩きます。
歩きます。
1時間強くらい経ちました。途中一回休憩を挟みました。
土砂崩れで通行止めになっていました。
 
前回も山道崩壊とかあってなんて運が悪いんだろうなとか思って、とりあえず山を下ります。
しかし、道を少し戻ると沢に降りられるようになっている道を見つけたので沢におります。後で地図をみてみると、もともと目的としていた道のようでした。
写真とはかなり様子が違っていたんですけど……
 
沢におりたものの、水量が多かったので上流に向かって山道を歩きました。
途中途中で軽く採集をはさみながら、上流へとのぼってゆき、岩の下からついにサンショウウオがとれました。
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                                                   ハコネサンショウウオ幼生
 
また同じ場所でもう一匹大きめのハコネサンショウウオの幼生とタゴガエルも発見。
イメージ 2
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
このハコネの少し不思議な点が一つ。
前に部室で飼っていたハコネ幼生はここまで大きくなる前から背中に赤い模様で出ていたのですが、こいつには全くありません。
生息地の差なのでしょうか。それによって、餌が異なり、色も変わる。
また、今回とれたハコネは大きさに関係なく、前回の採集でとれた個体より色が濃かったように思われます。
原因は分かりませんが。
 
 
採集は、その後も場所を転々としながらポイントを探していきます。
 
ブログでは一行で流される所ですがこの作業が精神的にも肉体的にも堪えます。
サンショウウオが全く採れない……また山道をのぼる……ちょっと採集、でも採れない……の繰り返し。
13:00 
帰り道を考えると、いい加減時間も無くなってきたころ奇跡が。
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目的は無事達成!
同じ場所でハコネサンショウウオが3匹採れる。また、ナガレタゴガエルも視認。
 
 
結果的にはヒダサンショウウオ幼生5匹、ハコネサンショウウオ幼生1匹と決して悪かったわけではない。
しかし、例年生物部で調査を行っているポイントには遠く及ばない。
生物部的には数が採れないのではしょうがない。
今年も例年調査を行っている採集地へ出向くことになりそうです。
 
 
山道を降りるころには太陽が傾いて、紅葉の赤が映えました。
ここまで山を登ると落ち葉が積もっていて、紅葉シーズンも終わりに差し掛かっているようでした。
 
山は冬の入りかけてるんじゃないかと思うほど寒い。
片足が水に落ちたせいもあるでしょう。5人中4人がやらかした。