桐朋生物部のブログ

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透明標本 また ③ +液替え

momoです。今日から透明標本のキモ、トリプシンによる透明化が始まりました。

今日やった作業はまず透明化用の溶液を作ります。
水酸化ナトリウム飽和水溶液と純水を3:7の割合で混ぜて、
消化酵素のトリプシンを適量加えます。
高一はミスって大量の水ナトを水にぶち込んでました。

そしてジップロックに一体ずつマウスと溶液を分けて入れ、
それを恒温槽という装置で温めます。
恒温槽というのはヒーターがついてて温度を一定に保てる水槽のことです。

高一の一人は無駄にした水ナトを取り戻そうとと一時間以上ろうとで濾過しようとしたり、
Laohの策略で100℃近くなった恒温槽がなかなか冷めなかったりとトラブル続きでしたが
なんとかここまで一日で終わりました。

しかし高一に全部まかせきっていたらマヌケなことに写真を一枚も撮っていなかったので後日のせます。

一方ぼくは去年作った標本の液が染料で濁ってきたので液を替えてました。
最初に作ったダルマガエルカワムツはかなり染料が溶け出してグリセリンが赤くなってました。
イメージ 1
液替え前。
左からカワムツ、ギバチ(小)、トウキョウダルマガエル

イメージ 2
液買え終了~
カワムツは皮剥ぎが不完全だったのか結局完全には透明になりませんね。
でも一応骨の形は見えるようになりました

イメージ 3
ギバチも色々ひどいです。尾の方は肉がなくなってるしorz
これじゃあただの骨格標本じゃん…

イメージ 4
嬉しいことにダルマガエルは眼球がほぼ透明になってました。
残した内蔵も形がはっきり分かるようになって、これが一番完成度高いかも。
腹に空気でも入ったのかなかなか沈みませんでした。

イメージ 5
液替えのあとは標本棚に陳列~

体が脆くなってるんじゃないかと心配でしたが、
手ですくっても崩れることはなく、以外にしっかりしてました。
家に持って帰ったアカガエルも今度替えようかな。