鳥類骨格標本 ~中間処理~
どうも。コムです。
まず、1日後。液が黄土色に濁った。筋肉が溶け出したのだろう。
四肢 頭部~胴~尾
2日後。色が底に沈殿している。
揺らすと混ざってくるので、溶け出した筋肉は水に溶けず、粉状のようです。
6日後。さらに濁ってゆく。また、薄い膜が出来ていた。
筋肉が溶けて出てきた、タンパク質が固まったものだろうと思う。牛乳を加熱した時にタンパク質が固まって膜が出来るように。
7日後。一度液から上げ、新しい液に換える。
8日後。黄土色ではなく、白色に少し濁る。
上の画像と比べて頂ければ分かると思いますが、頭蓋骨や腹部にあった赤味が消えて、綺麗に白くなりました。
9日後~13日後。
目に見えるような変化がなく、写真もない。
そして、本日14日目。
水酸化カリウム水溶液から骨を取り出し、首の骨のみを取り外しエナメル線を通します。
普通は針金を通すのですが、丁度エナメル線があったので使いました。
その後、液に漬けて柔らかくなった筋肉やスジをちまちま取っていくという細かい作業に入ります。
ピンセットや、解剖用ハサミや、針や、メスなど色々な器具を使って取りますが、やっぱりピンセットがオールマイティーにどこでも使えて便利でした。
筋肉がおおかた取れたら、液を新しくして3たび骨を漬けました。
これで、また放置します。
次回は、歯ブラシなども使って最終的な肉の除去をし、乾燥させ、漂白まで終わったら続きを書こうと思います。