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みやばやしの昆虫 アミメアリ

アンターです。今回はアミメアリです。
誰でも見たことがあるはずだけどその生態は意外と知られていない、アリです。
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(写真見にくくてすみません)
和名:アミメアリ
学名:Pristomyrmex punctatus
国内分布:北海道(南部)、本州、四国、九州、対馬琉球列島など
国外分布:朝鮮半島、台湾、中国からインドネシアをへて、マラッカ、インド東部、ボルネオなど
 
生態
 
体長2,5mmの、普通どこにでもいる、小さいアリで、アリの行列と呼んでいるものの多くはアミメアリの引越しです。アミメアリはひとつの巣に定住せず、頻繁に移動を繰り返して生活しています。
 
アリ科の大きな特徴は、一般的に女王アリを中心として、複数の個体が集団生活をおくることで、このような昆虫を社会性昆虫といいます。普通、卵を産むアリは、女王アリだけで、働きアリは、卵を産みません。しかし、アミメアリは例外的に女王アリを持たず、働きアリが卵を産み、働きアリが卵を育てます。
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アミメアリの巣穴