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多摩川水生昆虫調査⑦

どうも。アンターです。
遅くなりましたが、今回の記事はちょうど1週間前の日のことです。学会の前日ですね。
なんとあの日にはもう1か所、魚類・水生昆虫調査に行っていたのです。
参加者は高1アンター、中2イール、中1Koでした。
この記事で書くのは水生昆虫のほうです。魚類のほうはまた別の記事を書いてくれると思います。
 
いやーあの日は寒かったですね。気温はそこまで低くはなかったですがやっぱり水ですね。ほんと冷たい。
そんな中、水に潜り続けていたこいつら。普段見かけないヤツもいましたね。
 
あまり見かけないのがコイツ。
イメージ 1
ニンギョウトビケラです。
石造りの家を常に背負って()行動しています。どんなときでもマイホームといっしょです。巣の左右にある2、3対の大きめの石が特徴的です。
 
それとは対照的にいつもとれるような気がするヤツがコイツです。
イメージ 4
(写真は以前の採集の時のもの)
ヒゲナガカワトビケラですね。
コイツは川底にゴロゴロ転がっている石の裏側に石造りの家を作ります。こっちの巣はがっしりと固定していて動かないですね。紹介したいのに写真を持っていないのが残念です。まあ石をひっくり返したらすぐにわかると思います。
 
コイツはよくとれるともあまりとれないともいえないようなビミョーなヤツ。
イメージ 2
タツメカワゲラってヤツです。
頭にある単眼が2つしかないから見分けるのはカンタン…なハズです。
 
イメージ 5
ミムラカワゲラは単眼が3つ。フタツメカワゲラは2つです。フタツメのほうは反射で見えにくいですけど、よく見れば見えると思います。わかるでしょうか? 
 
そしてコイツはよくわからないヤツ。
イメージ 3
エルモンヒラタカゲロウっぽいんですけど、でかい。比較対象がハグロだからわかりづらいですが、いつもの1.5倍~2倍くらいある気がします。でかいです。
 
やっぱりカワゲラ、トビケラ、カゲロウがそろわないと。なんだかんだで自分にとってひさびさのカワムシ調査だったので、いろいろとれてよかったです。
 
成果です。
ヒゲナガカワトビケラ  4
ニンギョウトビケラ   1
エルモンヒラタカゲロウ 1
シロタニガワカゲロウ  1
モンカゲロウ      10
ミムラカワゲラ    1
タツメカワゲラ    1
ギンヤンマ(ヤゴ)    2
ハグロトンボ(ヤゴ)   8
コオニヤンマ(ヤゴ)   6
コヤマトンボ(ヤゴ)   1
サナエトンボ(ヤゴ)   2 
コフキトンボ(ヤゴ)   2
モンキマメゲンゴロウ  6