桐朋生物部のブログ

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昆虫学会 その後

いやはや最近学ランでも寒いと感じます。大変な季節になってきましたね。
鼻風邪ひいてるマンファリです。

http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/17810260.html
↑こちらの続きです。

学会を終えハグロトンボを10年追いかけていらっしゃる方からお話を伺うために一行は別の場所へ移動。マンファリ、マサ、アンター、ヤッパノ、チャリンライダー、アカハナにマリオを加えた8名。

昼食を取りながらお話を聞きました。
私たちがどれだけかかっても出てこないような考え方が次々と。まだまだだなぁ自分。そんなことを思いましたね。
その後別れ際に「オサムシほってくるんで。さよなら。」とおっしゃりました。
元昆虫班班長として聞き逃すわけにはいきません!「後ろで見てていいですか?」
おもわず言ってしまいました。
「いいよ。」OKいただきました!
個人的にオサムシ堀ったことはあるのですがどれも不発・・・。イマイチわからないので実際に見させてもらおうと。

オサムシを掘る」というのは冬眠中のオサムシを掘り出す形式の採集のことで俗にオサ堀り、オサっ堀とか言われます。放課後の掃除をやらないのはおサボりです。

採集ポイントまでの道中色々とお話を聞かせていただきました。こちらはハグロについてではなく採集について。
そんなことをはなしているうちに最初のポイントへ。
草引きという鍵上の金具を取り出し、斜面の表面をこそげ落とし始めました!
どうやらパラパラ落ちてくる土に混じってオサムシがコロンと出てくるようです。
しかし出てくるのはムカデばかり。ネズミの巣穴が縦横無尽に走っていたのでネズミに食われたのではということで。
その後一線級ポイントへ。
一日で200匹以上とったことがあるとか。
しかしここもネズミの巣穴だらけ!かつてはなかったとか。
しかし掘り進めていくとミドリイロの塊がゴロンと落ちてきました!
おおアオオサムシ

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出てきました。すると「ヤッテミル?」。お言葉に甘えさせていただきましたが結局収穫0。いやぁわかるとできるは違いますね。
その後は採集方法や武勇伝について伺いました。
歓談中スズメバチが旋回してきました。
すると急に走り出し追いかけ始ました。何事?とついていくとなんとオオスズメバチのオスバチだったよう。
この時期はピチピチの新女王を求めさまよっているわけです。
逆にいうとこの時期以外オスを拝むことは難しいのです。
会話などそっちのけで林内を全員で駆け巡ります。
しかし見つからず・・・・。
まぁそんなものだろうと思った矢先アンターが採った!と叫びながら網にオオスズメバチをいれてこちらへ走ってきました。
ん?何かおかしいゾ?オスバチはメスを探すためこう触角が長く、頭が小さいのですが・・・。
頭がでかい。やたら大きい。「それオスやない!メスや!」
しかし不幸中の幸い。新女王だったので仲間を呼ぶなどといったえげつないことをされずに済みました。
オオスズメバチの働き蜂(ワーカー)は自分に危機がせまるとエタノール系のフェロモンをご自慢の翅の羽ばたに載せ仲間の助けを求めます。

そんな感じでドタバタとせわしなく調査から離れ昆虫採集を満喫しました。

ご指導、ありがとうございました!