ハグロトンボ観察会⑫ その後

マンファりです。久しぶりの「その後」です。何ヶ月ぶりでしょうか？

話はさかのぼること午前10時。コキは博物館内の水槽を見てつぶやいた。
「モツゴ格好良いなぁ。」全てはここから始まった。

今日はハグロトンボはまったくいなかったため時間が大幅に余り他の用水路も覗いてみました。
すると、フナやハヤ類が何かに群がっている。
この映像がコキの採集魂に火をつけた。
「ギンブナ採ってやる。」その表情は鬼そのものだった。

博物館に戻るといつものコキとなり採取資料の編集にいそしんだ。
しかし博物館を出るともうそこには採集の鬼が立っていた。
彼は川岸に捨てられていた金魚網とタモ網の先端でフナに挑んだ。このとき時刻は18：30であった。
偶然私のバッグに入っていた練り餌とミミズそしてヤッパノのバッグに入っていた工具一式でウケ（魚を採る罠の一種）を作った。

罠を沈めてから5分が経過した。そこには数匹魚がいた。

罠を仕掛けるコキ。
コキは袖をまくり勇ましく川の中へ飛び込んだ。
金魚網や壊れたタモ網では役に立たないと悟るとなんと捕虫網わ振り回した！
一振りでコイ、ニゴイ、モツゴ、そしてギンブナが採れた。

そして彼は河童のにおいを発しながらも満足げに電車に乗った。


成果

モツゴ　　　　　　　1
ギンブナ　　　　　　1
コイ　　　　　　　　1
ニゴイ　　　　　　　2