桐朋生物部のブログ

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駒場東邦との合同採集

しぐれです。
今回は、駒場東邦生物部の方々と合同採集を行いました。
内容はサンショウウオ採集です。
採集地は以前開拓した場所です。
(以前開拓した際の記事→http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/14295262.html)
 
さて、ひと月前に一度赴いた場所ということで、採集ポイントをしっかりと把握していたため、前回よりもスムーズにポイントまで行けました。
メンバー構成は、しぐれ、Funajiro、コム、駒東の方々(3名)の計6人で、しぐれとコムの二人が案内役だったわけです。
ということで、山を歩くこと約2時間。
その先は、前回紅葉で彩られていたはずだったのですが……
イメージ 1
雪が残っていました。
すなわち、気温が氷点下であったということです。
しかもこの雪、ガチガチに固まっていてよく滑る。
細い山道を歩く上で、かなり危険でした。
 
イメージ 2
ずいぶん立派なツララなんかもありました。
水もかなり冷えているのがうかがえます。
ゆえに、水面に氷もはっていました。
 
イメージ 3
上の写真は、採集ポイントの手前にあった池(?)です。
そこにはヤマメ(サクラマスの陸封型)が確認されました。
 
その後、前回発見したポイントで採集を開始。
それぞれが、冷水に手を差し込み、石をひっくり返します。
水温は、手が水に触れた瞬間激痛が走るほどで、0度を下回っていたのではないかと錯覚するほどです。
皆が両手を真っ赤にして冷水と格闘しました。
 
イメージ 4
今回最大ハコネサンショウウオの幼生です。
駒東の方が捕獲したものです。
来年には成体になるような大きさでした。
そのため、他の幼生と比較して模様がはっきり見てとることができます。
 
イメージ 5
今回ヒダサンショウウオは確認されませんでしたが、しぐれの網にナガレタゴガエルが入りました。
普段はほとんど見かけないカエルなのですが、この個体は少しやせ気味ですね。
前回バラムンディが猛烈に欲しがっていたのもなのですが、今回は彼がいなかったため、リリースしました。
 
そして、お昼を過ぎた頃に採集を終え、一行は山を下ります。
 
今回の成果としては、ハコネサンショウウオが6匹捕れ、まずまずの成果だったと思います。
非常に苛酷な採集でしたが、採集は充実していました。
また新年にも、合同採集をさせていただければと思っています。
 
駒東生物部の方々、今回はどうもお付き合いいただき、ありがとうございました。