トウキョウサンショウウオ 調査
嵐が凄いですね。
色々とばされそうです。
早速本題に入ります。
※途中グロ注意
9:40 駅集合
今回は「トウキョウサンショウウオ研究会」の方々の企画に参加させていただく形で、バラムンディ一人行ってきました。
この節はありがとうございます。
目的はトウキョウサンショウウオの成体、卵塊を確認すること。
自分を含め7人と、途中からもう1人合流して8人で調査は行いました。
実は今回行った川はバラムンディも何度か来ているんですけど、サンショウウオをは見つかりませんでした…。
ベテランの方々はどこで見つけるんだろうか、と参加した訳です。
そしたら目的の川に着いて、いきなり不思議な場所へ入って行きます。
ここは人間の入る場所じゃないですよ?
もくもくと進んでいくと、池が出現!
秘境だ。
驚きました。
ここは一番数とれる場所らしいですが、今年は例年よりかなり少ないらしいです。
水も年々減っているらしく、不安です…。
まず目についたのはアカガエルのおたまじゃくしと卵塊。ヤマアカガエルのよう。
無数にいた。
皆さん熊手をとりだし、サンショウウオ捜索開始。
バラムンディは木の棒でがんばります。軽装でした。
あった。あるんもんですね。
ボケてますね。
この池では全部で13房見つかりました。
両生類は2房ずつ1対で産みますので、一つ見落としたようです。
因みに例年は90個ほどあるらしいです・・・。
他の方も見つけて、成体も1匹見つかりました。
♂なんですけど、よくみると尾が傷だらけ。
産卵の時にオス同士噛みあうのでそうなるようです。
葉っぱの裏には貝の卵もありました。
そんななか、何やら蠢く影。
※グロ注意
ミミズ…。クソでかい…。始めて見た・・・。小指くらいあるんですけど…。しかも何か付いてる………。
イイヅカミミズというらしい。
ついているのは多分キバビル。
写真をとる前に咥えていたのが取れてしまったのが残念。
ここまで気持ちの悪い組み合わせもなかなかないと思う。
次の場所へ行く前に、一つかわいそうなものを見つけてしまいました。
※かわいそうな画像注意
ヤマアカガエルの死体。(虫の息だった。)
アライグマにやられたらしい。
トウキョウサンショウウオにとってもアライグマは脅威。
成体はもちろん、卵塊も狙われる。
人間が悪いんです…。もともと日本にいた訳ないんですよ。
何十年後には自然の形は変わっているかもしれません。
次の場所へ向かいます。
またどこか外れた方へ入って行きました。何を考えてそこの場所を見つけたんでしょうか。
そこの場所でも卵塊を数個見つけました。
でも他には特に何もなく。
また移動。
道なき道を行くのも慣れました。
次は水の少ない場所でしたが、木の下にいくつかありました。
また移動。ここで、鳥の巣を地面に発見。
落ちてしまったみたいです。
なんの鳥だろう。綺麗な巣を作るもんだ。
これを機に地面とかにも注意して見ました。
色々発見できました。
そんな感じで次の場所へ着き、またいくつか発見。
しかし、同時にアライグマに食べかけられた、成体も発見。
頭が噛み砕かれていました。
悲しかったです。
しかし、あんなに見つけられなかったサンショウウオが、簡単に見つかるんです。
ベテランの力ですね。すごいです。
ここで、いったん昼飯を食べます。
色々お話しました。
しかし、雨が降ってきました。さっきからちらほら降ったり止んだりしていましたが、今回は止まない様子。
けれど調査は続けることになった模様。
新たな場所へ。
わりとどしゃ降りに。
バラムンディはなんと、雨具を持ってきていませんでした。
仕方ないので貸してもらって、続けました。
しかし、コンディションは最悪。
誰もがやる気とかいろいろ奪われていきます。
それでもがんばって、いくつか見つけられました。
もうみんな無理だ、ということになり、下山。
それでも合わせて8か所程度は回れたはず。
卵塊もそれぞれで見つかり、結果は例年より少なくても、個人的にはとてもよかったです。
トウキョウサンショウウオ研究会(西多摩自然フォーラム)の皆さま、今回は色々教えて頂き、本当にありがとうございました。
また機会があれば参加させて頂こうと思います。
今回の成果
トウキョウサンショウウオ 卵塊50房程度 成体 ♂2♀1 死体2
ヤマアカガエル ほぼ幼生 一部卵塊 成体(死)
イイヅカミミズ 1
キバビル 1
貝類の卵 6
鳥の巣 1
ヤママユガ まゆ 2
なんかの蛾のまゆと卵 2
アライグマの足跡
すべて生き物はリリース致しました。