桐朋生物部のブログ

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カジカガエル採集ついでに観察

どうも、コムです。
迫る桐朋祭。展示用に生き物を集めてこないといけません。
というわけで4月29日の土曜にカジカガエル採集に行ってきました。

カジカガエル Buergeria buergeri
イメージ 1

9:00  駅を出て採集地に
カジカガエルは上流域の川に棲んでいますので、そういう場所に行ってみました。
1日2日と休暇をとれば長期休暇になる影響だと思いますが、河原に大量の人が。

すると早速鳴き声が聞こえてきました。
カジカガエルという名前も鹿のように美しい鳴き声ということからきている(河の鹿→河鹿)そうで、高音で流れるような鳴き声は独特です。
この鳴き声を聞くために昔から河鹿籠で飼われており、世界最古の両生類飼育といわれているそうです。

ネットで探すとカエルの鳴き声図鑑等ありますので、興味がある方は「カジカガエル 鳴き声」とでも検索してみるとすぐ出てきます。


9:30 サンダルに履き替えて川に突入
直射日光に当たっていると暑くなる陽気なので、サンダルで十分でした。

採集方法は地味で、原始的とかいわれましたがそれしか思いつかなかったんですね。
鳴き声を聞きながら近づいて行って、金魚網で捕ります。
成功率は30%くらいでしたけど。

あまり近づくと鳴くのをやめてしまいますが、逃げることはありませんでした。
警戒心はそれほど高くないようです。

場所は流れのある川なのですが、特に水深が浅く、流れの緩やかになった場所。
そこの中くらいの石の上で鳴いていました。

また、逃げたときは近くの石の下にもぐりこみました。
イメージ 3
(石の下に潜り込む)
泳ぎはカエルとしては上手い方ですが、なんせ流れのある川なのであまり距離は泳げないようでした。


採集中に見られたその他の生物

ツチガエル
川がせき止められて池状になったところではツチガエルも見られました。
イメージ 2
(ツチガエル)

ナミアゲハ、キアゲハ
イメージ 4(写真左ナミアゲハ 右キアゲハ)
イメージ 5
(キアゲハ)
よく春型は小さいけれどより鮮やかで綺麗だといわれますよね。
岩の隙間の水でも飲みにきたんでしょうか。

結構立派な大きさ。十数㎝でした。
袋もなかったのでとりませんでしたが。


個人採集だったので大したこともせず、寺院観光をしたりして学校へ――