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トウキョウサンショウウオ孵化

どうも、コムです。
かなり間が空きましたがトウキョウサンショウウオの孵化、その後の経過の記事です。

孵化したのはもうだいぶ前になります。
4月28日のことです。
サンショウウオの卵のうの入れてある水槽を覗くと、生まれていました。

今はプラケに2枚仕切りを入れて、一つの区画ごとに3~4匹を同居させてます。
その時の写真もあるのですが、汚いのでその5日後の写真を。
イメージ 1
(トウキョウサンショウウオ幼生)
腹が赤く膨れているのは、餌であるブラインシュリンプを食べた次の日だからです。
孵化するとは思ってなかったので餌の用意が出来ておらず、ブラインシュリンプエッグを買ってわかせていたら3日経ちまして、丁度いいかなと思ってあげると食べてくれました。

参考までに、前回の卵のうの発生の続きもあります。
イメージ 2
(トウキョウサンショウウオ卵のう)
幼生は卵のう内で、さらに小さな一つ一つの薄い膜のようなもので仕切られているのですが、この時になってくるとそれが無くなります。
破ったのだと思いますが。

またこの時孵化したのにもかかわらず、卵のうに穴があいているようには思えませんでした。
しばらく触っていると、どうも卵のうの皮を破ってでてくるようではなく、卵のうの両端が閉じきっていなく、そこから出てこれるようです。
これは触った場合なので、自然でも同じようにでてくるかはわかりませんが。
ただ、カエルなどの卵塊とは違ってサンショウウオ卵のうはかなり丈夫な皮に覆われているので、それを破ってというのはそうそう出来なさそうなんです。


時間を孵化後に戻しまして、
トウキョウサンショウウオなどの止水性サンショウウオにはバランサーというものがあります。
イメージ 3
(特徴的な部位の名称)
顔から突き出している細いものがそれです。
水中での平衡を保つためにあるらしいです。

また、孵化3日後にはもう前足がでてきていました。意外と早いもんですね。

一つ問題も。
浮いてしまうんです。ぷかぷかと。

体内にガスが溜まってしまうようなんです。今のところ、ほおっておいて治ってますが、そのままエサ食べれずに餓死するものが多発したらと、若干心配です……


部室で飼っているとどうしても餌をあげられる頻度が少な目になってしまっていますが、丈夫に育ってくれればと思います。