桐朋生物部のブログ

桐朋生物部の活動をまとめたブログです。Twitterもよろしく♪

桐朋生物部

多摩川魚類定点調査 8/14

こんにちは、Loachmanです。いやー、最近暑いですねー
一昨日、多摩川での魚類の定点調査を行ったので、そのことについて書こうと思います。
 
メンバーは、Funajiro,デンドロビウム,マサ,Loachman,cider,medaka,中一×1と今回はLaoh氏も参加。(敬称略)
 
集合した駅から歩き、川へ到着すると、かなり水が少なかったです。この日の前日ぐらいに、結構雨が降ったにもかかわらず、水が少ないせいで、本来無かった中州ができてました。
ですが、今回は水が少なかったこともあって、今までは深くて行けなかったような場所にも行くことができ、広い範囲で採集をすることができました。
イメージ 1
採集風景
 
採集をしていくと、タカハヤやカジカ大卵型などといった、この地点ではお馴染みのいつもの面子が多く採れました。
また、今回は夏場ではほとんど見られないウグイが9匹確認されました。今までの多摩川での調査では、ウグイは夏になると、下流のほうへ降下する魚なので、冬と春にしか確認されていませんでした。しかし、今年は上流のほうの地点で、多くはないですが確認されています。理由はわかりませんが、猛暑や降水量などが関係しているのかもしれません。 このことは、今後の調査で注意深く見ていこうと思います。
 
一通り採集を終わらせた後は、いつもの通り計測をしました。
この地点では、タカハヤがいつも多く見られるのですが、今回はそれに紛れてアブラハヤも見られました。
イメージ 2
アブラハヤ
多摩川において、アブラハヤとタカハヤはすみ分けており、上流側ではタカハヤが、中流側ではアブラハヤが多くみられる傾向にあります。今回の地点は上流のほうの地点なので、この個体はたまたま上ってきたのだと思います。ただ、タカハヤは本来は西日本の魚なので、この地点においては、国内移入種で、(国内の別の場所から移入された種を、国内移入種と呼びます)国内移入種ばかりが見られるということは残念なことです。
このほかにもスナヤツメ(北方種or南方種)なども見られました。
イメージ 3
スナヤツメ(北方種or南方種)
イメージ 4
カワムツ(これも国内移入種)
イメージ 5
クロダハゼ
 
計測が終わった後は、そののままの流れで解散しました。
 
Laoh氏は今回ひさしぶりの魚類採集だということで、少しでも大きな魚が採れると結構はしゃいでましたね。いいリフレッシュなったのではないのでしょうか。(余計なお世話だよ)
 
では、さようなら
 
成果
<魚類>
・カジカ大卵型・・・31
カワムツ・・・26
・スナヤツメ(北方種or南方種)・・・2
・ウグイ・・・9
・タカハヤ・・・77
・クロダハゼ・・・1
・ヒガシシマドジョウ・・・24
<両生類>
・ツチガエルのオタマ・・・数匹
カジカガエルのオタマ・・・2