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11月16日 室内実験実習講座 part.2

こんにちは、引き続きこのLoachmanが室内実験実習講座について書いていきたいと思います。
 
午後は、アフリカツメガエルの解剖と血球の観察・スケッチをしました。
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今回解剖したアフリカツメガエル
午後の部も午前同様、血球の観察がメインなのですが、まず解剖をして、それから血液中の血球を観察しました。
 
これから先には、少々グロテスクな写真がありますので、苦手な方はご遠慮ください。
 
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今回は、カエルを事前に冷水に入れていたので動きが鈍っており、解剖しやすかったな。
ちなみに、朱色に見えるのは朱墨です。今回は白血球が朱墨を捕食するところを観察するために、解剖前に朱墨を注射しました。結構多くの量を注射したので、朱色が濃かったですね。
おなかを開いた後は、肝臓と脾臓を摘出し、その中の血液を採取・血球の観察。
 
イメージ 3
白血球は、好中球・好酸球・好塩基球・単球・リンパ球の5種類に分かれています。写真にある好中球は、このうちの一つで、白血球となっています。好中球,赤血球以外は、おそらく好塩基球ですね。
 
また、今回は朱墨を注射しましたが、残念ながら注射をして1日も経っていないせいか、白血球が朱墨を食べるところは観察できませんでした。
今回一番驚いたのは、完全水生のアフリカツメガエルが他の陸生カエルとは異なり、骨髄ではなく肝臓・脾臓で血液を作っているということです。陸生脊椎動物を含めて、彼らは骨髄で血液を作ることから、陸生環境が骨髄で血液を作るようになったことの要因ではないかと説明があり、とても面白かったです。
 
そういや、みんなちゃんとスケッチをとってくれていましたね。
イメージ 4
スケッチを熱心に描く八つ橋
アフリカツメガエルの解剖が終わった後は、片づけをし、感想を書いたのちに4時10分ごろ解散となりました。
 
今回で自分が室内実験実習講座に参加するのは最後だとは思いますが、普段はできないような実験ができるため、後輩たちには今後も参加してほしいと思います。
 
では、さようなら~