思ひでの沖縄 part1
こんにちは、アカハナです。
桜が咲く季節になり、春、真っ盛りといった今日この頃。一部部員はそんな桜が一足早く若葉に変わる沖縄県にいってまいりました。
メンバーはコム、バラムンディ、チャリンライダー、アカハナ、たけず、puteraの6人。沖縄と言っても行ったのは本島ではなく離島のひとつ、久米島。そこでの出来事をつづろうと思います。
9:30に羽田空港に集合。太陽の塔という誤解を呼びそうな名前の場所で待ち合わせ、荷物を預けに行きました。カウンターで壊れた(一部)トランクでコムがいきなり止められていたのが印象に残っています。他にもビニール袋に入った釣り具などを預けようとしたバラムンディも止められていました。やはり生物部員に空港というのは少々相性が悪いようです。
そんなトラブルを起こしながら手続きを済ませた一向は時間があるので展望デッキに行くことに。そこではバラムンディが南国的なサングラスをかけだし注目を集めていました。
そんなことをして時間をつぶしてから飛行機に搭乗。那覇空港までなにごともなく着くことができ、そこでまた時間をつぶすことに。ちょうどお昼どきだったので昼食をとりました。チャリンライダーが琉球コーラなる謎の地方限定飲料を買っていました。チャリンライダー曰く「炭酸が弱いだけの普通のコーラ」とのこと。
そう、プロペラの付いた飛行機だったのだ。
運悪くプロペラの真横の席だった我々は振動と騒音に苦しむこととなった。こう綴ってはいるが実際はさらに凄いものであったとだけ言わせてほしい。
16:30に久米島に到着。その後バスでホテルに。時間経過を見ればお分かりだと思うがすでに半日以上を移動に費やしている。そのためバス車内で眠ってしまう部員も。
寝てしまったputera。
宿に着くと小休憩をはさみ近くで採集をできそうな場所を散策に行くことに。まずは海。本来ならそこでは採集せず、もう少し行ったところにある川へ行くはずだったのだが、乗り物に拘束されてきた部員の我慢も限界に達し急きょ予定変更。なによりついに沖縄に来たという思いから部員一同、若干変なテンションになっていたのだ。
ナマコを投げたり、採れるはずもないボラの群れを追いかけたり、なぜか砂浜で切れ出したり、場酔いした生物部員を止められるものなど珍しい生き物ぐらいしかない。
騒動が収束を見たのはたけずがタイワンガザミを採ってからだった。
そして我に返る。ここは沖縄だ、普段見られない生き物がたくさんいる、採集しなくてどうする、と。一同まじめに採集を開始。ボラのような魚が採れたりしたが我々を満たすには役不足だった。
そんな中コムとputeraが共同?でウミヘビを捕獲。最初は爬虫類の方かと、軍手装備で扱っていた(爬虫類の方は毒を持っている)が、よく見ると………魚じゃね、ということになりとたんに扱いが雑に。なんとも現金なやつらである。
シマウミヘビ………だと思う。自信はない。
腹を満たした我々は夜間採集に繰り出すことに、しかし下見もしていない山や川に夜いくのは危険なため、今回はため池があるというわりと近場のポイントで済ませることにした。
ライト片手に夜道を歩いているとヤドカリを発見、オカヤドカリだと思われる。道の端にいるのをチャリンライダーが必死に撮影していた。
オカヤドカリ……………を撮影するチャリンライダー。
しばらく歩いていると、路上にヤモリが。普段ならニホンヤモリだろ、と済ますが沖縄の方には数種類のヤモリが生息しているため、今回はそうはいかない。
他にもヤモリを見ることができました(詳しい種は不明)が写真を比較すると顔が違うのがわかりました。ヨシノボリとゴクラクハゼの違いに似ていると思います(分かりにくい)。
そして道は傾斜に。あたりの風景が木々になって来た頃、「うお、マジか」とバラムンディ。そのライトの先には………………、
いや、ホント、マジで、言葉が出ないというか、なんというか。このときの驚きは筆舌に尽くしがたいものがあります。リュウキュウコノハズクだと思います。野生のフクロウをこんな間近で見られるなんて、一生かかってもできないことだと思います。
貴重な経験をした一同は小さな池がある、わりとぬかるんだ場所に到着。すると、ヒメアマガエルが。
ヒメアマガエル。写真だとわかりづらいですがとても小さい。一円玉と同じぐらい。この種は自分が見ることを目標としていたのでとてもうれしかったです。沖縄では今時分がカエルの繁殖期だったのでヒメアマガエルの卵塊のほかに、産卵のために水場に集まってきたオキナワアオガエルの鳴き声も聴こえました。
宿では持ち帰った魚の世話や見れた生き物の同定などをしてから就寝。なかなかに充実した一日でした。
長文にお付き合いいただきありがとうございました。文章の長さ文だけ我々が楽しんでいたのだとご理解いただけると幸いです。
2日目の記事につづく。