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緑色を求めて~河川敷マイマイカブリ採集~

こんにちは、実は久しぶりに記事を書くアカハナです。
今回は某河川の河川敷でマイマイカブリ採集を行ってきました。

メンバーはチャリンライダー、アカハナ、チューリンとOBしぐれの4名。
駅に8:40頃に集合し、早速採集地へ。

今回の狙いはマイマイカブリ
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マイマイカブリ Damaster blaptoides
マイマイカブリは名前にも入っているマイマイ、つまりカタツムリを主食としている虫です。羽の一部が退化しているため、移動は歩きのみ。そのため、地域によって体長や体色(頭と胸)などの外部形態が大きく異なります。

例えば今年の夏に行った大島産のマイマイカブリは、多摩川産のものと比べて大き目です。

そんなマイマイカブリは冬になると土や朽木の中で越冬します。そこを狙って材割りをしていくのですが、マイマイカブリの生息密度によっては集団越冬していることがあります。一度にマイマイカブリが数十匹でてくる、そうなればウハウハですね。

そんな感じで採集してきました。
9:00頃河川敷着
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河川敷へ下りていく部員と元部員。
さっそく頑張って材割りをするも何も捕れない。カワセミを見たぐらいですね。その後、対岸へ移動。

11:00、対岸着。少し危機感を抱いているとチャリンライダーからいた、との声が。チャリンライダーがそこで6匹ほど捕り、いることがわかって一安心。

アカハナも適当な材を見つけて割り始める。チャリンライダーからいるんじゃね、とお墨付きを頂いた材を割っていた。するとオオヨツボシゴミムシが。
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左からヒラタクワガタ、オオヨツボシゴミムシ、ヨツボシゴミムシ、アオゴミムシ。
チャリンライダーが欲しいというのでプレゼント。彼はとても喜んでいました。謎だ。価値観の違いですかね。

さらにその材を割っていくととうとう念願のマイマイカブリが。やったーーー。
とりあえずリュックから容器を取り出す。するとその間にマイマイカブリが脱走。
あとでこの話をたけずにすると、「冬眠中のに逃げられるとかバカじゃね」と言われました。

その後も、各自散らばって採集、マイマイカブリを捕り続けました。
3時半ごろチャリンライダー、チューリンと合流。

ここで、一匹は落として(アカハナパターン)、一匹はクラッシュ(意味は想像に任せます)してしまい、チューリンがまだ捕れていないことが発覚。

これを受けてチャリン先生による緊急授業が行われました。
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授業(採集)風景
チャリン先生がこれとかいんじゃね、といった材を割るチューリン。
すると、
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おお、ホントにでた。ともかくこれで一安心。チャリン先生すげー。

この間しぐれは小川に落ちて、土を払っていました。
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土を払うしぐれ。こういう残念な姿を見るのもひさしぶりです。

そういえば、タイトルにある「緑」とはなんなのか、そう思う方もそろそろいると思うのでお答えします。
先ほどマイマイカブリは地域によって体色が変わると書きました。今回はそのさまざまなバリエーションの中で、胸が緑になる個体を捕りに行ったわけです。

しかし、そんな個体がそうそういるはずもなく、若干緑の入った青の個体がほとんど。そんな中でまれに明らかに緑色の個体が捕れるんだとか。

では今回は捕れたのかというと捕れませんでした。
まぁ、またリベンジしたいと思います。

4:00頃に解散。個人的には材割りでマイマイカブリを捕ったのは初めてだったので、楽しかったです。今度こそ緑を捕ってやろうと思いました。

それでは、さようなら。