シュレーゲルアオガエル

　今日はシュレーゲルアオガエルを紹介したいと思います。これまでに紹介した２種同様、聞いたことのあるひとは少ないかもしれませんね。外見、生態共に酷似しているモリアオガエルが有名なため、かなり地味な立場にあります。


　シュレーゲルアオガエルというと、何となく外国のカエルという感じがしますがそんなことはなく、単に名付けた人がシュレーゲルさんだっただけで、完全な日本固有種です。毎年６月ごろになると田んぼの畦道に、泡状の卵を産み付け、雨が降ると同時にオタマジャクシが出てきて、田んぼや小川に入って行き成長します。鳴き声は綺麗らしいのですが、生物部では一度も鳴いたことがありません。


　現在生物部では２匹のシュレーゲルアオガエルを飼育しています。生物部は毎年夏休みに琵琶湖で合宿を行っているのですが、その時に捕ったのがこいつらです。この２匹が生物部に来る前は、都内で採集した極小のものしか見たことがなかったので、捕れた時はかなり嬉しかったです。今は中一が熱心に世話をしているためかなり調子がいいようです。まあ今は冬なんであんまり活発な感じではありませんが。