桐朋生物部のブログ

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桐朋生物部

今年初多摩川

 ようやく期末考査が終わり、採集に行くことができます。生物部では毎年多摩川の生態調査を行っていて、今回はその一環として行きました。これは6月にある生物部が唯一輝ける行事、桐朋祭の展示用の生き物を捕るためというのも兼ねています。むしろそっちの目的の方が重要かもしれません。生物部での川の生態調査は、タモ網という小さめの網を持って川に入り、川岸の草むらをガサガサやって魚を捕るという、いわゆるガサガサです。本当は釣りとか、投網とかもやった方がいいんだろうけど、投網は重いし釣りは道具が面倒くさいので誰も手を出しません。
 
 
今日行った場所の場合は本流は流れが速すぎて危ないし、第一そんな場所にタモ網で採れる生き物がいるわけもないのでその脇の小さい川(?)でいつも採集してます。いつもならバーベキュー客で賑わっていて、そんな中、網を持って川に入っていく我々に冷たい視線を投げかけるのですが今日は1組もいませんでした。それはそれで良かったのですが、その代り中学生くらいの男5人組がいて、どうやら犬の散歩をしていたらしく、すごく不審でした。まあ向こうもこっちのことを不審に思っていたでしょうけどね。そいつら、こっちに向かって石を投げてきたのでかなり悪質に感じましたね。橋の下で採集しているときに橋の上から石落とされた時には死ぬかと思いましたよ、ホント。
 
 
そして、採集の成果は以下の通り
・アブラハヤ…多数
・タカハヤ…多数
カワムツ…2匹
・オイカワ…2匹
・シマドジョウ…2匹
・ツチガエルオタマ…5匹
・ツチガエル成体…3匹     ※1つ1つの生き物についてはいつか説明しようと思っています。
 
 
この場所はGW以外で行ったことがないので、まだまだ調査の余地がありますが、カワムツが初めて捕れて驚きました。なんてったって国内移入種ですからね。これ以上増えていってもらっては困ります。ちなみに捕れた魚は大きめのを選んであとは逃がしてやりました。
 
 
ところで採集に行ったのは今日(3月21日)なんですが、前日は警報が発令されるほどの悪天候、当日は雨こそ降らなかったものの電車が遅れまくっていたので欠席した部員がいたり、2時間近く遅れてくる部員がいたりと、いろいろと大変でした。こういう場合の対策も考えておかないといけませんね。
ちなみに明日も採集を行います。
 
イメージ 1
イメージ 2
イメージ 3
<写真>
上…多摩川本流
中…多摩川本流
下…採集した小さい川