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~シリーズ 寒天培地で菌を培養~ 予告

どうも、バラムンディです。
かんてんばいちってなに?って人は下に書いときました。
ついに僕もシリーズものを書く時がやってきました。
内容は、題名にあるように、菌を増やします。
菌といっても、細菌、変形菌などさまざまな種類がありますが、今回は主婦の敵(?)カビをやろうと思います。
 
手順としては
①とりあえず試しに空気中のカビを調べてみる。
②①でコツをつかめたら、どこかの研究所などに行き、モジホコリカビについてもやろうと思います。
 
という手順でやっていきたいと思っています。
 
方法
じゃがいも200gを小さめに切って、1Lの水で1時間煮出して抽出液をつくる。
じゃがいも抽出液にブドウ糖15gと寒天20gを溶かし、
50℃ぐらいまで冷めたら
シャーレなどに分注して蓋をして放置し固める。

※分注の操作からはできる限り無菌操作で行う
20~30℃で5~6日培養。寒ければもう数日置く。
完成
 
です。
手順①でどうやって空気中のものを調べるかというと、蓋をあけて30分くらい放置。それだけです。
どれだけ空気中にカビがいるかがうまくわかればいいなと思っています。
家でもできるので、興味のある人は自分の手を寒天に押し付けたりすると面白いと思います。
 
寒天培地とは
寒天を用いた培地。特に、寒天を約1.5%の濃度で作った、固形培地のことを意味する場合が多い。微生物や細胞を培養するために用いられる。用途において様々な種類がある。
利点
・ 寒天は極端なpHの物質でなければ、たいていの水溶性の物質を溶け込ませ、固めることができる。このことは、さまざまな液体培地を、寒天を溶かすことで固体培地として使えることを意味する。
・寒天を分解する能力のある生物がほとんどいない。したがって、さまざまな微生物を培養する場合に、途中で分解されてとろけてしまうことが少ない。
・ 寒天は、純度が高いものは透明であり、培地上に成長する微生物を観察する上で非常に便利である。また、柔らかいが弾力があるため、刃物で切ったり削ったりといった加工がしやすい。混入微生物があってもそれの確認がしやすい上に、その部分を切り捨てるのも比較的簡単である。
などなど。