2011-06-20 みやばやしの昆虫 ノコギリクワガタ シリーズもの ども、なちゅです。 今回はオオヒラタシデムシに続き、ノコギリクワガタについて紹介します。 和 名:ノコギリクワガタ 学 名:Prosopocoilus inclinatus 分 類:コウチュウ目・クワガタムシ科・ノコギリクワガタ属 国内分布:北海道から屋久島まですべての地域 国外分布:朝鮮半島、済州島、鬱陵島 平地から山地までの広葉樹の森林、都市郊外の小規模の森林などにも生息していて生息数はやや多い。 クヌギ・コナラ・ミズナラ・ハンノキ・ヤナギ・ニレ等に集まる。 基本夜行性だが、昼間も木陰などで休んでいることが多い。 ノコギリクワガタのオスの大アゴは、しばしば「水牛」にたとえられることが多い。 ここからはマンファリが書きます。 <大歯方・中歯方・小歯型(原歯型)の見分け方> 大歯型↓ アゴのカーブした部分より前にギザギザ(内歯といいます)がある。 中歯型↓内歯がアゴ全体にあります。 小歯型(原歯方)↓中歯型同様内歯がアゴ全体にありますがアゴがカーブしていません。 <原歯型とは> そもそもノコギリクワガタとはアゴが真っ直ぐである。 (日本のノコギリクワガタのアゴがカーブしているのは日本のカブトムシに対抗するために進化したからだと言われている。) つまり基本となる歯の形ということで原歯がたという名前がついた。 (ちなみにこの写真3枚目の小歯型は我が家に飛来した固体。ミヤマクワガタもそうだがアゴがユニークなわりに飛行性能が高い。)