桐朋生物部のブログ

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琵琶湖採集旅行三日目

 
<8月20日>
以前から、この近くにある漁港とかに行って、僕らの採集ではとれない魚を見学したり、漁港の雰囲気を味わったりできればと思っていて、今回実現するはずでした。ただ、昨日の宿の方の話によると、今の時期は夏場であまり魚は多くないとか…。その代わりに、琵琶湖に仕掛けてあったカゴの回収に連れて行ってもらえるとのことでした。
船が大きくないので、同行できるのは6人まで。昨晩の夕食の時にくじ引きで決めました。
 
そして、20日朝、あまり時間はかからないとの事だったので、ほかの人たちは待つことに。6人までだったはずが、その場のノリで、Laohともう一人の高2も乗せてもらえることになりました。
宿の人はすぐそこって言ってましたが、僕らからすると結構距離ありました。何がかかっているかは分かりませんが、船に乗れるだけでもいい経験になります。
 
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↑乗船!
 
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↑ちょっと混雑しています。先頭にいるのが宿の方と、手伝いに来てくれた近所の方。某藩主の子孫の方だそうで。
 
ひたすら湖に投げ込まれているカゴを引き上げていきます。カゴというのは普段僕らが採集で使うのよりは大掛かりなものですが、生物部にも一つあります。餌は入れず、数日放っておけば勝手に魚が入っているそうです。
その為、数日のうちに死んでしまい、引き上げられるころにはすでに腐っている魚もいました。
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ブルーギルアメリカザリガニしか入っていないカゴが続く中、初めてかかったまともな魚はナマズでした。
まだかなり小さいですが、とれてよかったです。
 
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徐々に魚が増えていきます。魚は小さいナマズが1匹だけで、それ以外はブルーギルオオクチバス、フナです。
 
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引き続きカゴを引き上げていきます。そして、ついに本命が!
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ウナギです!天然ものです。
 
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その後も少しずつ魚が増えていき、いけすの中はだいぶにぎやかになりました。
引き上げたカゴの数は80個ほどでした。
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その後、全速力で宿に戻ります。船を使って魚をとったりしたのは今回が初めてだったので、本当にいい経験をさせてもらったと思います。
 
宿に戻った後、すぐに採集に向かいます。
まずは、宿から一番近い採集ポイントに向かいました。
 
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橋の上から見下ろすと、アユの大群が見え、いい感じになっています。
昨日は雨の影響か、少し増水していましたが、この日になるとだいぶ水は澄んできていました。ただ、水位は少し高かったです。
川に入って採集を始めるや否や、いきなりLaohの網にナマズが入りました。その後、誰かがもう1匹をとって計2匹に。ほかにもドンコや各種ハゼ、タナゴなどがとれ、例年と同じくらい充実した収穫となりました。
この場所で早速スナヤツメも見つかり、いいスタートです。
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ヌマチチブ
 
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“白いバット”に入れたナマズ 
 
午前中はここだけで採集を行い、一度宿に戻りました。
昼食は各自持ち寄ったカップめん。これも毎年恒例です。
 
少し休憩したところで、午後の採集に向かいます。雨が降っていて、少し収まってからの出発になりました。場所は午前と同じ川ですが、それよりも上流部になります。
途中いい場所があるごとに川に降りて採集を行いました。
 
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途中ではまたもナマズがとれ、ほかにもドンコなどがとれました。ここでは3匹のナマズがとれました。こんなに多くのナマズがとれたのは初めてです。
 
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ドンコ
 
雨が徐々に強くなっていく中、中学生なんかが風邪をひかないか心配でしたが、ちょっと無理をして今日の目的地まで行きました。ここに着いたころから雨も弱まっていて、いい感じです。
アユやハスがうじゃうじゃしたいてので、個人でガサガサをする前に、追い込みをしてみることに。下流で網を構えててもらって、上流から何人かが発狂しながら走ってくるという生物部流の伝統漁法です。
 
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下流で構える部員
 
Laohには絶対に大量にとれる自信があったんですが、何が悪かったのか、2回やって収穫はアユ1匹のみ。驚くほどひどい結果でした。
やや白けた雰囲気で、個人のガサガサを開始します。
追い込みで魚が逃げ込んでいたのか、ガサガサの成果はなかなかのものでした。追い込みで採れなかったハスは5匹もとれ、アユは10匹以上捕れました。結果だけ見ればかなり上等でしょう。
ほかにもイモリやドジョウ、ドンコ、タナゴなど、ここでも様々な生き物を確認することができました。
なぜかイシガメの子供なんかも見つかったり。
 
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イモリ
 
そして、この川のすぐそばにあるコンクリートでできた水路でも追い込みをしました。
ここでは毎年のように追い込みを行っていて、それなりに成果があるので期待大です。
Laohを先頭に、fishman、ジグマがさっきの追い込み以上に全力で走り、ここでは大きなカワムツを何匹か捕まえることに成功しました。網を構えていた人によると、3人が全力で走ったら、津波のような原理で一時的に水位がとても高くなっていて、すごい水圧だったそうです。
 
そんなこんなでここでの採集も終わり、宿に戻りました。
夕食を食べて、少し休憩をしたら、再び夜間採集です。まだ小雨が降っていてぎりぎりのラインでしたが、時間を遅らせたりしてなんとか実施。この日もフナやブルーギルなどを確認しました。
そして、翌日の夜が雨かもしれなかったので、採集は早めにやめて、奇跡的に雨がやんだタイミングで花火をやったりしました。
 
以上、三日目の様子をお送りしました~