桐朋生物部のブログ

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琵琶湖採集旅行四日目

 
8月21日
朝から大雨が降っていて、とても採集に行けるような天気ではありません。
宿の方に、車で行ける見学スポットをいくつか紹介していただいたりしましたが、とりあえず昼までは様子を見ることに。
暇な時間、ちょうど宿の方が昨日とったウナギをさばいてくれたので見学することにしました。
現地の慣れてる人でも上級編らしく、生きてるウナギの頭を金属製の串で貫き、まな板に串ごとつきさして固定します。そして腹を裂いてさばいていくんですが、ウナギがぬるぬるして、手に巻き付いていくので、手際は良かったんですが、実際自分がやるとなると絶対できないと思います。
書き忘れてましたが、この前日には、誰だかが釣ってきたビワマスをさばくのを見学。自分たちでブルーギルやバスをさばいたりもして、胃の内容物を観ようとしました。でも、数日間カゴに閉じ込められていたからか、大したものはみつかりませんでした。これで胃の中に何か魚が入っていれば面白かったんですが。
 
 
さらに、いい感じに雨がやんだときに、宿の方が先日琵琶湖で捕獲された巨大カムルチーを見せてくれるとのこと。軽トラの荷台に部員を載せて漁港へと走るその光景は、昨年と同じです。
この「疎開」によって漁港に行き、いままで見たことのないサイズ、太さのカムルチーをこれまた巨大なバケツに入れてもちかえってきました。
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さすがに持ち帰ることができないことも分かり切っており、ちょっとした宿の人の遊び心で、口からえらにかけてひもを通し、宿の前で泳がせておくことになりました。これもまたすごい手際がいい!
 
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昔は、小さい船で大量にビワコオオナマズを捕まえてきたときに、船の上にはでかすぎて置けないし、弱ってしまうので、このカムルチーと同じくひもを通して泳がせながら運んだそうです。
その後このカムルチーの遊び相手をしていたのはLaohくらいでした。
 
昼食後も雨が強くなったり弱くなったりが続き、微妙な感じでしたが、なんとか昨日行かなかった別の川に行くことにしました。
ここは今までの川とは違って、泥底で、あまり我々にとって嬉しい環境ではありません。
それに加えてやや増水していて、水も濁っていたため、歩くだけで精いっぱいの部員もいました。
 
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とれるのはドンコやタナゴ、ドジョウ、スナヤツメといった魚ですが、どれも今までの川より小ぶりな感じです。
種類もそう多くありません。
採集スペースもあまりないので、早めにこの場所は切り上げることにしました。
そして、昨日行った川の、まだ採集していない場所へ行くことに。
 
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またもナマズです。普通だったらかなり喜ぶんですが、今回はみんな「またか」といった反応でした。
 
 
 
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アブラボテ
タナゴ、アユ、ドンコ、ヌマチチブ、カマツカなどそれなりの種類の魚をとって、宿に戻りました。
夕食は焼き肉大会!
この民宿で焼き肉なら今までにもやったことがありましたが、宿の外でやったのは初めてです。
外といっても、棟と棟の間のスペースを使ってやった感じですが、いい感じにライトアップされていて、雰囲気が出ていました。
焼き肉を始めたのと同タイミングで、この日一番の大雨が降り始めました。採集の時に降らなかっただけよかったものの、食事しながら数分おきに屋根代わりのビニールシートに溜まった水を落とさなければならない始末。これはこれでいい思い出です。
過去に忘年会(http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/10111599.html)やお花見(http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/11832328.html)で、肉を焼くことにはそれなりに慣れている一同。そして、こういうBBQで肉の奪い合いを絶対にしてはいけないことも重々承知しています。後々余った肉の量に愕然とさせられるからです。
 
案の定、肉は大量にあまりましたが、なんとか完食しました。
ビワマスの塩焼きなんかもあり、味は最高ですが、肉をいやってほど食べた後だったので少しきつかったです。
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みんなでビワマスも堪能した後、なんと見たこともない巨大なビワマスが登場!
近所の人がこの日に釣ってきたそうで、これはLaohが持ち帰ることになりました。家で測ったところ、体長は53センチ、全長は57センチくらいでした。
 
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ビワマスを釣った気になっているLaoh
 
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ビワマスをさばくバラムンディ
 
 
こんな感じでにぎやかに焼き肉大会をやってこの日は終了しました。
雨が引き続き降っていたので、この日の夜間採集は中止でした。