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マウス 解剖

どうも、バラムンディです。
お久しぶりですが、今回はマウスの解剖をしました。
そういうのがにがてな人は見ないでください。
 
準備した物
マウス(アダルト、オス)、解剖バサミ、メス、ピンセット、ヘラ、待ち針10、トレイ、ゴム板
 
学校で行ったのだが、輸送中に窒息死したよう。
死後硬直も始まっていた。
 
まず解剖バサミで腹の皮を引っ張って、切開する。
本当は四肢をピンで固定してから行うのだが、めんどくさいのと忘れていたので、その工程は飛ばした。
 
開いてピン止めすれば、腹壁が現れ、下のようになる。
イメージ 1
矢印は包皮腺。
本当は首のあたりまで切開するのだが、間違えたので、とりあえず消化器系をみてから肺や心臓をみようとおもう。
次に、腹壁を剣状軟骨から胸郭にそって切って、ピンでとめる。
イメージ 2
字が汚くて申し訳ない。
胃はちきれんばかりに膨らんでいて、中はドッグフードのようだ。
イメージ 4
①精巣 ②精管 ③精嚢
イメージ 5
④胆嚢 と思われるもの。
イメージ 6
①腎臓 ②膀胱 ③秘蔵
イメージ 7
持っているのは大腸に入った糞。
イメージ 8
矢印は横隔膜
これを撮るために肝臓を取ったら、少し血が出た。
因みに、腎臓の画像と大腸の画像は、順番の上ではこれより後に撮影した。
なので、肝臓を取るまでには全く血は出なかった。
 
次に肋骨の中
横隔膜を破いて、剣状軟骨を切っていく。
イメージ 9
①肺 ②心臓 ③胸腺 と思われるもの。
次にのどのあたり。
イメージ 10
上の矢印は唾液腺。
イメージ 11
気管を覆う筋肉層。
イメージ 3
筋肉層をどけて見えた①甲状腺(写真ではよくわからない)
咽頭 ③気管 ④食道
ここで一応解剖は終わりということになる。
血がたくさん出ることもなく、結構うまくできたと思う。
 
反省点
腸の観察をもう少しやるべきだと感じた。
今回は膵臓を見つけることが出来なかった。
あそこらへんのごちゃごちゃっとしたところを適当に済ますのではなく、水につけたりしてほぐしてみる等の工夫があっても良かった気がする。
またもう一つの胸腺も見つからなかった。(首の後ろにある)
胸腺の場所を把握できれば、移植実験ができるようになるかもしれない。
胸腺は次の課題にしようと思う。