桐朋生物部のブログ

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桐朋生物部

磯採集、三浦半島某所にて

しぐれです。
 
今回は前回に引き続き海へ行きました。
メンツはしぐれ、Funajiro、マンファリ、バラムンディ、Loachman、チャリンライダー、……そして顧問のマリオです。
 
今回の採集地は近くにこれといった駅もないため、マリオの車でわざわざ送ってもらいました。
マリオ同行の採集というのは、合宿を除けば、実に二年ぶりとなるのではないでしょうか。
これは一昨年にも同じ場所に足を運んだからです。 (昨年は雨天で中止)
 
さて、今回行く場所はしぐれも初めてです(行ったことのあるのはFunajiroとマリオのみ)。
胸を躍らせつつも、ようやく採集地へ到着。
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しかし、磯に着いてやっと、この磯が奴らの根城であることを知らされました。
膨大な量のフナムシです。
採集拠点を置いてからも、末期症状のしぐれは自分の影などが(なぜか)フナムシに見えていまい、パニックを起こしたのでした。
 
では、早速採集を開始です。
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大潮の干潮という最もよい環境での採集だったため、タイドプールもたくさんありました。
また、採集地自体も広く、家族連れなども少なかったため、思う存分採集できました。
そして、今回最も多く捕れたのはウニです。
ムラサキ、バフンどちらも多く捕れましたが、バフンウニに関しては軽く30個は超えていたと思います。
 
その他にもヒトデやヤドカリを撮っていると、やはり案の定アメフラシが捕れてしまいました。
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まぁ、しぐれはリリースしていましたが、なんせいたるところにいるもので、ノリで部員がみな集めてきました。
とりあえず即席のいけすに隔離することに。
そして、みなで押しまくり……、海水がみるみる紫色に変色してゆく様子を観察。
煙幕をどこから出すのかがよく観察できて、良かったと思います。
 
と、そこに、一人魚類専門で狙いにどこかへ行っていたFunajiroが帰ってきました。
もちろん、かなりの成果を携えており、中にはいいサイズのクサフグまで入っていました。
フグは、常に活発に泳ぎ回っており、結構な存在感がありました。
 
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ところで、マリオはというと、写真を撮ったり、生物を捕ったりと忙しそうでした。
また、部員の誰にも「捕る」という発想がなかったケヤリムシなんかも捕ってきてくださいました。
ケヤリムシ以外にも、皆が採取を諦めていたイソギンチャクをハンマーで剥がしたり、‘レイアウトとして’アメフラシの卵(通称:海素麺)を持ってきたりと、他の部員とは全く違った視点からいろいろな生物を捕まえては、部員一同を驚かせました。
まさに“独創”という言葉が似合うのではないでしょうか。
イメージ 4
 
磯採集もひと段落し、皆帰宅の準備に取り掛かります。
採集はGWの最終日に行われたため、帰宅ラッシュを見込んで早めに学校へ向かいます。
午後一時過ぎには現地を後にしました。
 
今回の採集は比較的多くの磯生物が採集できました。
しかし、魚類はあまり捕れず、少し残念ではあります。
ですが、皆とても楽しんで採集に臨めたようなので、本当に何よりです。
 
<成果>
アメフラシの仲間(複数種)
ウミウシの仲間(三種)
バフンウニ
イソギンチャクの仲間(三種)
エリマキヒトデ
カニの仲間(数種)
ナベカ
ベニツケギンポ
コモンイトギンポ
アナハゼ
クモハゼ
ドロメ
アゴハゼ
 
その他