桐朋生物部のブログ

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2012年度 ハグロトンボ観察会①

ものすごくお久しぶりのヤッパノです。
 
今回はくにたちハグロトンボ調査隊の調査に参加させていただきました。
昆虫班は今年度初めてですが、すでに郷土文化館の方々で2回調査されていたので今年度は3回目です。
今回の参加者はなちゅ、マンファリ、アンター、ヤッパノの4人でした。
 
いつも通り10:00にくにたち郷土文化館に集合し、出発。
まずは郷土館の周辺で採集すると12匹も採れました。ハグロトンボは羽化してしばらくは林や木陰で生活するのでこのようにトンボが集中していると考えられます。
しかし、今年度から腹長と後翅長を計測し、新たなデータを収集するということを始めたので1匹記録するのにとても時間がかかります。この時のように一度に採れるとどうしても間に合わなくなる場合があります。今はまだ個体数も少なめなのでなんとか間に合っていますが、個体数が増えた時のことを考えるともっとてきぱきとできるように工夫をしなければなと思います。
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↑白いペンで翅にマーキングをするなちゅ。
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↑ハグロトンボの新成虫はこのような茂みにいます。
用水に入り採集を行いますが、少し進むとぱったりと採れなくなりました。ハグロトンボは成熟すると上流に向かうのですが、今年はまだなのかもしれません。
 
ハグロトンボは採れていませんでしたが、近くの田んぼをふと見るとなんとカブトエビがいました。
僕は飼育キットを買ってアメリカブトエビを飼ったことはありますが、野生のものは初めて見ました。
 
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↑田んぼにいたカブトエビ。ちなみに、日本には三種類のカブトエビがいるのですが全て、国外移入種です。
見分け方は尾節を見るのですが、よくわかりませんでした。
今日は全体で29匹採れ、再捕獲個体は7匹でした。去年も同じ日に採集を行っていたのですが、去年と比べてかなり数が増えており年によって時期は少々ずれるようです。
 
郷土館に戻り昼食も済ませた1:00頃、去年は一度に作成し大変だった戸籍表作りを始めました。
今回の戸籍表には新しく腹長と後翅長、その比率を加えました。今後どのようなデータが出るか楽しみです。
 
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↑データ編集中のなちゅ。
2:00頃には作業を終え、これからのことなどを話して4:00頃に終わりました。
 
くにたち郷土文化館さん、今年度もよろしくお願いします。