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ツバメの子育て

どうも、しぐれです。
夏の猛暑も本格化する中、みなさまはいかがお過ごしでしょうか。
学校近くでは、セミの鳴き声もちょくちょく聞くようになりました。
気持ち少し遅く感じるのは、気のせいでしょうか。
 
 
さて、今回は学校近くの駅で見つけたツバメの巣について書こうと思います。 
イメージ 1
(画質が悪くてすみません。)
写真には、巣でエサを待つ子ツバメが4羽見えます。
親鳥は、たまに戻ってきたと思うと、すぐにまた何処かへと飛んで行ってしまいます。
こういう様子からも、ツバメというのは常に飛び回っていて、とてもせっかちな鳥という印象がありますね。
 
イメージ 2
先ほどよりも少しきれいな写真。
ツバメの幼いヒナの羽毛の色は、見ての通り濃い灰色一色です。
ここから、喉が赤く染まっていくのです。
 
イメージ 4
巣を作った場所は、駅を照らす電気の上です。
雨風をしのげて、巣が落下する心配もありません。
賢明な判断だと思います。
 
そもそもツバメとは、スズメ目ツバメ科に属する小型の鳥類で、都心部などでもまだ比較多くみられます。
この鳥は、古くから日本の農業に携わっていました。
スズメなどと違い、ツバメは穀類などの農作物には一切、手を出さず、農作物の害虫などを捕食していたため、農家からは「益鳥」とされてきました。
 
一方のスズメは、農作物を荒らす「害鳥」とされていました。
穀類を好んで捕食したからです。
そういう理由で、昔から人間に追っ払われ続けていました。
今でも都会のスズメが人間に対して警戒心が強いのは、それが原因かもしれません。
 
イメージ 3
 
<ちょっと余談>
よく聞く高級食材の「燕の巣」とは、アマツバメという鳥の巣を指し、本種とは全く関係ありません。
このアマツバメという鳥は、アマツバメアマツバメ科に属する鳥類で、唾液を主成分として巣を形成します。
対して、写真にある通り、日本でよく見るツバメの巣は土やワラでできており、とても食べられたものではありません。
勘違いしていると大変なことになってしまいます。