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三校合同採集手記

7月27日  トゥース
 
 
今回はサレジオ学院、駒東、そして我ら桐朋という三校で開催された合同採集のことについてここに記したいと思う。
なお、今回の採集に参加した我が面々は、しぐれ、Funajiro、マンファリ、コム、なちゅ、アンター、Loachman、cider、catfish、そして自分である。大人数が参加してくれた。
 
今回採集を行った場所はやや遠いところにあり、自分らはバスに乗って目的地へと向かっていった。
しばしの間揺られ、目的地へと着く。
 
自分はここにお世話になるのは四度目になるのだが、来るたびに川の様子は変わっており、飽きというものを感じさせない。
今回はこの異常ともいえる暑さ故か川の水かさは低く、ところどころでは干上がっている様子さえあった。また、太陽の光をたくさん浴びてか草も異常に生え伸びている。いずれにせよ元気に熱と光をいやというほど降り注いでいる太陽には雲に隠れるなどして自重してほしいものだ。
 
ちょうどいいところにあった木陰に荷物を置き、準備を整えるなりいざ川へ。
足を水に入れるなりその冷たさが脳へと信号を伝えさせる。だが、川の水は冷たくてこそ。着いたばかりだというのに早速汗を流し始めている体にいい刺激を与えてくれ、来て良かったことを痛感させてくれた。
 
そして待ちに待った採集の始まりだ。自分は採集は久々に行うので腕がなる。大物をいつも以上に捕まえたく体がうずうずしている。
 
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始めは拠点の目と鼻の先にある川に入るが、いつもここで採れるものは自分はエビばかりのためすぐに場所を変えることにした。
 
身長ぐらいまでに伸びている草を掻き分けてもう一つのほうの川に到着。そちらのほうも水は少なくなっていた。だが、相変わらず草などの隠れ場所は多いのでどんどん採れていく。
 
そういえばここの川は上流にも行けたのだが今回は行き忘れてしまったようだ。今更悔やんでも遅いので次からは気を付けるようにしよう。
 
 
さて、そこで採集のほうを続けていると、行き止まりのようになってしまっているようで先に進めない。と思いきや今まではなかった道が開拓されているではないか!しかも始めの川と繋がっている様子で……。
 
つい先ほどの頑張りは一体……。と若干萎えながらも始めの川にすごすごと戻っていくと、何やら上機嫌な様子で下流から戻ってきている後輩たちを発見。
一体何事かと問うと、
 
「うなぎが採れたんですよ!」という解答を興奮しながら返してきた。
 
確か今日は土用の丑の日。なるほど、よく出来た話である。事実は小説よりも奇なりとは上手く言ったものだと内心苦笑を浮かべる自分もいた。
 
なお、この記事を書いている自分は今年は一切うなぎを口にしていない。だが、最近はうなぎの稚魚が少なくなっているのだからいっそのこと採るのを控えればいいのではないか、といううなぎ専門店から非難囂々であろうことを考える自分がいる。
 
 
イメージ 2
申し訳ないことにクーラーボックスを持ってきていなかった自分たちはサレジオの人から大きめのバッカンを借りることになった。本当にありがとうございました。
 
その後、昼食をとってしばらく木陰で休むことに。
あるものはうなぎとの戯れを、
あるものはアメンボの撮影会を、
あるものは毛虫からの逃走を、
あるものは早々と採集の再開を。(このときうちの部員が鮎を捕まえてきた)
 
そして時間は過ぎていき、バスに揺られて再び駅へ。そこで解散となり、今日の採集は終わりを向かえた。
 
今日採集に参加してくださったサレジオ学院の皆様、駒東の皆様、本当にありがとうございました。
今回の合同採集を通して何かを得てくれれば幸いです。
 
以上で今回の採集の詳細を綴り終える。
 
【成果】
・タカハヤ
・オイカ
・ヒガシシマドジョウ
・アユ
・ウナギ