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琵琶湖合宿2012 -1日目&2日目- 後編

前編<http://blogs.yahoo.co.jp/th_biology_c/15985449.html>から、引き続きしぐれがお送りします。
 
昼食時、おなかも空いた我々は琵琶湖博物館内にあるミュージアムレストラン「にほのうみ」で腹ごしらえをすることに。
このレストランのおもしろいところは、琵琶湖の魚を食べることができるところです。
ニゴロフナ、ブラックバスナマズなどです。
普段食べることはまずないので、貴重な体験になりますね。
ということで、しぐれはブラックバスナマズビワマスの天ぷら全部をいただきました。
 
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ナマズの天ぷら。
 
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天ぷらの断面。
今回食べた魚は本当においしかったです。
ナマズは今まで食べたどの天ぷらよりもおいしかったです。
 
また、鮒ずしもここで売られています。

味を形容するとですねぇ、……その……なんだ……ぬか漬けの…ぬかの部分だけを食べたような………
 
さて、続いては部員達が一番楽しみにしていた、水族展示へ向かいます……
 
ここでは、約20種類のカエルたちが展示されています。
普段はほとんどお目にかからない種類から、関東に生息していない種まで様々でした。
 
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ナガレヒキガエル
しぐれは初めて見ました。
鼓膜が不明瞭なのが特徴です。
 
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言わずと知れた特定外来生物ウシガエルです。
この常軌を逸した巨体は、実際に見ないとわかりません。とにかくデカく、まるで置物のようです。
こいつも有名ではありますが、実際に目にすることはあまりありませんよね。
(鳴き声はよく聞きますが……)
 
 
では、いよいよ水族展示です。
この展示は、琵琶湖に生息している魚を中心に多くの魚を展示した、水族館的な展示です。
 
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まずおでましは、水中トンネルです。
ニゴイやナマズ、ウナギなどの大型魚類が展示されています。
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ニゴイ。
 
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夥しい量のビワマス。琵琶湖固有種。
 
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ウツセミカジカ。
カジカ小卵型とも呼ばれます。
ちなみに、生物部が普段多摩川などで捕獲するカジカは、カジカ大卵型のことです。
 
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ビワヨシノボリ。名前の通り琵琶湖固有種。
正直、しぐれにはトウヨシとの違いは分かりません。
 
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だ~れだ?
この顔、オオクチバスのドアップです。
スズキ目なだけあって、顔だけ見るとスズキに似てますよね?
 
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あの有名なネコギギさんです。
名前の通り猫顔です。かわいいです。
 
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アユモドキ。超貴重な魚です。
絶滅危惧IA類に認定されています。
話には聞いていたので、ぜひとも一度直に見てみたいと思っていたので、とても光栄でした。
 
また、魚類に限らず、さまざまな生物が展示されていました。
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琵琶湖にゲンゴロウというのはあまり聞かないのですが、どのくらいいるのでしょうかね?
ゲンゴロウブナの話はよく聞きますが……
 
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第一印象は「かわいい」でした。
水中に潜るのが得意なことで有名な鳥です。
もちろん東京でも見られます。
 
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少し隠れてしまっていますが、大きく口をあけているのがよく分かります。
この夏休みという短い期間だけで、二回もお目にかかれるとは……
 
また、琵琶湖には生息していない海外の魚も展示しています。
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デンキナマズです。
このように、海外の魚類も多いため、まるで水族館にいるような気分になってしまいます。
本当にここ水族展示は飽きません。
 
博物館では、希少種の数を増やすために、繁殖の試みが行われています。
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このような試みを直に見ることができるのも、ここならではですね。
 
このように、水族展示はとても楽しむことができました。
 
こうして、博物館の見学は終了です。
すぐにバスに乗り、駅へ向かいました。
しかし、ここで、大ハプニング発生です。
なんと、雷、大雨を伴う嵐に巻き込まれ、目的地まであと少しというところで電車が止まってしまいました。
皆途方に暮れていると、なんと民宿の方がわざわざ車で迎えに来て下さりました。
こうして、無事に民宿に到着でき、なんとか2日目を終えました。
 
 
無論、悪天候のため、夜間の採集等は行われませんでした。