国分寺高校と合同合宿 ②
Funajiroです。
(1日目はこちら)
霞ヶ浦に漁船ででて張り網と呼ばれる定置網を引き上げて捕れた魚介類を記録しました。
ということで私とトゥースさんの乗った際の様子について書きます。
私らの他には国分寺高校の方々が乗られました。
霞ヶ浦とトゥース
10分ちょっと霞ヶ浦の沖のほうへ進んでいき、一個目の網を引き上げます。
網は細長く筒状になっていて、漁師さんが中の魚を端に寄せながら船に上げていきます。ここではトゥースさんが大活躍。
漁師さん(左)とトゥース(右)が網を上げる
網があがってくると中の魚がぴちぴちしています。これは大漁だ。
中に入っているのは・・・
モツゴでもなくタナゴでもなくコイでもなく、そこにいるのは大量のチャネルキャットフィッシュ。
チャネルキャットフィッシュ。 アメリカナマズとも言われています。
それにしてもなんて量だ。一同が驚くなか、ちょっと移動した先の2個目の網を上げます。
次にあがったのも再びチャネルキャットフィッシュ。100%チャネルキャットフィッシュかと思いきや、カゴの左上には2匹のフナが写っています。といってもこれ以外みんなアメリカナマズなんですけどね。
2つの網の魚だけでもう用意していたカゴ(容器)は全部使ってしまっていたのですが、この状況で3つ目の網を上げました。
この網は今までのとは比べものにならないくらいに重いということで、私も手伝って引き上げました。そんな重さのこともあって、この網に入っていた魚は船内にぶちまけられました・・・
この棘は非常に固く鋭く、網に刺さって抜けなくなってしまったり、漁師さんがけがをしたり、網が壊れたりと様々な被害が出てしまいます。実際、このときも何匹か網にからまってしまっており、一匹一匹漁師さんが取り外していました。
刺さると言っても、そこを触れなければ言いわけで、私とトゥースさんは転がったナマズをカゴに入れるのを何回かするうちに慣れて、結構手際よく片付けることができました。
私とトゥース氏は「ナマズをカゴに片付けんの楽しいな。」っていうくらいになるまで頑張りました。実際途中からは面白かったりもして。
国分寺高校の方とも協力し、最終的にここまで綺麗になりました。
最終的にこの日捕れたチャネルキャットフィッシュの数は350匹ちょっとでした。
3つ目の張り網が重かったのは、実は巨体が紛れ込んでいたからです。そいつは誰かというと・・・・・
ハクレンです。デカイ!
デカイとはどのくらいかと言うとこのくらい。
デンドロビウムとハクレン
デンドロさんはハクレンが好きになっちゃったらしく、「抱きたい」とか言ってました。
私たちが行ったところの網はこのような状況でしたが、他の方々が乗って行った方にはこれとは違った種類もたくさん捕れています。
オオタナゴやタモロコやモツゴなどなど
フナやコイも。
他にもニゴイやワカサギなども捕れていました。
船に乗って楽しんだ後は、この大量の魚たちの数かぞえです。
まずは種類ごとに分別。そしてそれを全て数えるという流れ。
私は主に魚の分別をしました。炎天下のもとでの作業は辛い・・・
あの膨大な数の魚を数える人はもっと大変だったんじゃないかと思いますが。
分別された魚たち
時刻は13時近くになったところで午前の部は終了。昼食を食べ、この合宿最後の採集をするために移動しました。
ここではギバチの幼魚が多数見られました。小さいとはいえ、ギバチがあんなにたくさん捕れるところなんてあるんですね。
時間も無いのであまり長くは出来ませんでしたが、短時間でも結構捕れてよかったです。
二日間の霞ヶ浦での採集もこれでおしまい。短い間でしたが、かなり充実していて、内容が盛りだくさんでした。
普段我々が目にしない生き物に多数会えた上、霞ヶ浦では貴重な体験もできました。
いつも桐朋では琵琶湖に行っていますが、大きい湖という点では共通していても、琵琶湖と霞ヶ浦は何もかもが違っていて、面白かったです。霞ヶ浦の現状についても、今まで知らなかったものが自分らの目で確認し、全てとは言いませんが、理解できました。