桐朋生物部のブログ

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桐朋生物部

浅野学園と合同採集

Funajiroです。
今日は浅野学園生物部の方々と合同採集をしました。場所は、普段我々が行っている多摩川水系のとある場所です。
 
9時、某駅集合。しかし桐朋は私とLoachmanの二人だけ。中三と高二は修学旅行が前日まであったので、しょうがないかもしれませんが、もっと来て欲しかったなぁ。
浅野学園の方々4名と共に現地へ。
 
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川の様子  
今日は暖かかったので採集には丁度よかったです。ただ、入りたてのときは水が冷たく感じました。
 
各自分散して、やりたいように過ごしました(釣りやガサを)。
とれる魚はカワムツが大半でしたが、ムギツクやオイカワ、そしてオヤニラミも捕れました。ほか、普段そんなにとれないギバチが今日はけっこういました。
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ムギツク
 
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石の下ではカワヨシノボリやアカザ、カジカなどが。
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アカザ
 
11時過ぎ、普通に本流で採集していたところ、気づいたら水位が低下していました。するとみるみるうちに水が引いていき、川岸は底の石がどんどん露出しました。
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写真の部分はみんな元々川底だったところ。
 
干上がっていくということは、魚が取り残されていないだろうか、ということで辺りを見たところ、いました。
ヨシノボリをはじめ、アカザやカジカ、ムギツク、タモロコ、ヒガシシマドジョウ、カマツカなどの石や砂に隠れていた魚がかなりぴちぴちしていました。
ほかにも、普段網ではなかなか捕れないサイズのオイカワの成魚も取り残されていて、全部取り切ることなんて出来ない量でした。
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10分ちょっと経って、水が戻ってきました。
水が戻り、無事に川に帰れた魚もかなりいましたが、干からびて浮いている個体も見られました。
どうやら上流で水路に水を通るために水量をいじっていたみたい。多分漁協とは関係のない方たちなので、川の生物の事は配慮していないんだろうと思います。
しょうがないこととはいえ、目の前で魚が干からびようとしているのは見るに堪えない光景でした。
 
とは言っても、成果的にはこれでアカザなどがかなり増えました。
Loachmanは水が戻った後スナヤツメも見つけてました。
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スナヤツメ  かなり大きな個体でした。
そういえばモクズガニも捕ったらしいですね。
 
昼食をとった後も採集は続き、今日は通常の採集よりも長い事やっていた気がします。
最終的にかなり成果は多くなりました。これだけ捕れたんだから、やっぱ皆来ればよかったのにねぇ。
 
各自ゆっくりと堪能できた採集だったのでよかったと思います。
浅野学園生物部の皆様、今日はありがとうございました。
 
【成果】
・オイカワ 15
カワムツ かなりたくさん
・アブラハヤ 20
・ニゴイ 2
カマツカ種群 10
・タモロコ 5
・ムギツク 15
・ヒガシシマドジョウ たくさん
・ドジョウ種群 3
・メダカ 15
・ギバチ 10
・アカザ 15
カワヨシノボリ たくさん
・トウヨシノボリ 1
・ジュズカケハゼ関東固有種 10
・カジカ大卵型 20
・スナヤツメ北方種または南方種 1
ほか、コイ、アユなどを視認