新校舎引越し準備 ～標本処分～

Funajiroです。中間考査も先週終わり、もう桐朋祭も間近です。そんななか、今年は生物部の引越しというイベントもあり、その準備作業にも日々追われております。

前に「標本整理」を紹介しましたが、この前の土曜日、新校舎には運ぶことの出来ないホルマリン標本などが業者によって持っていかれました。とうとう標本類が処分されたということです。

土曜日、突然業者の人がいろいろと容器など持って生物科へ来ました。

どんどん捨てられていく標本。

あっという間に、標本棚は空っぽに。気付いたら業者の人も去っていなくなっていました。プロなだけあって素早いですね。

一応新校舎にもって行きたいものは事前に部員で決めて分けておいたとはいえ、引越し先の置き場所の問題等々もあり、ホントは持って行きたかったけど処分されてしまったというのも多数ありました。

なによりも、標本一つ一つには、歴代の生物部の方々の思い出が沢山詰まっているものですから、それが一掃されてしまったというのは惜しいことです。OBの方がいらっしゃった時にこの棚に並んでいるホルマリン標本を見て、「あ～、これは俺があそこで捕ったやつだ。懐かしいな。」などと仰っていたのを何度も今まで聞いてきました。

私自身も、自分がいた時に作られた標本を見るとその頃の様々なことを思い出していたのですが、その標本らももうなくなってしまいました・・・。

標本のラベルが軽く40年以上前のものとかもありますから、私には想像もできないほど長い年月、多くの部員が作ってきたものなんですよね。

こうして生物部の、今まで当たり前のようにあったごく一部のものが失われただけでここまで寂しくなってしまうなんて、一体この校舎から離れるときはどんな気分になるのでしょうか・・・。

私たちがこの場所から立ち去るのもあと1週間ちょい先のこと。すぐです。

そういえば、桐朋祭期間中の一部時間帯に新校舎の見学ができるようです。私たちもその時までは校舎内を見ることが出来ないんですよね。部員はそれに行く暇なんて無いかもしれませんが。

それを逃すとそれ以降一週間くらいはまだ我々は入れないらしいですね。今の生物部を離れるのは惜しくても、やっぱり新校舎も気になります。