桐朋生物部のブログ

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伊豆採集旅行

こんばんは。関東に帰ってきたマンファリです。
では今までどこにいたのかというと静岡県伊豆半島南部です。
21日~24日までの3泊4日採集旅行に行ってまいりました。
参加者は高2Funajiro、デンドロビウム高1、マンファリ、コム、エリーゼ、アンター中三cider、Loachman、チャリンライダー、中2セピア、アカハナ(敬称略)の計11人。

小田原駅に8時集合。
その後電車に3時間ほどゆられて宿舎最寄駅へ。
そこから徒歩で宿舎へ向かいます。駅から徒歩圏内に宿があると助かりますね。
宿舎到着後荷物をおき、採集ポント探しに向かうのですが、今回の採集旅行の宿舎はかなり綺麗で設備が整っています。3泊4日ずっと居たいぐらいですがそんなことをしていては採集が出来ないので長旅に疲れた体に鞭を打って出発。
いざ歩いてみると遠くまで来たんだなぁと実感します。街並みが全然違うんですよ。
そんなことはさておき夜間採集ができるような雑木林はないかとブラリブラブラ。
道中オカダトカゲやシマヘビの死体と遭遇。その後樹液は少量しか出さないもかなりの数のメクレをもつクヌギが。
ライトで照らしてみるとコクワガタの♀が一匹。頭上をキイロスズメバチが旋回していたので他の木を見に行くも足場とジョロウグモの巣が悲惨だったので別の場所へ。
しかし結局よさげな場所は見つからず宿舎へもどります。
すると宿舎の近くに良さげな場所が。浅瀬ですね。マハゼやボラなどが泳いでます。
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しかも満潮になれば海水があがってくるらしい・・・。普段の採集で見られない種類が見られるはず!
ということで夜間採集の場所が決定したので予定通り下田海中水族館へ。
こちらは入り江に浮かぶ浮遊型の水族館で敷地内にある入り江を利用したイルカショーが有名です。
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1日にこれだけのショーを行います。
他にもネコザメやイズハナトラザメなどの繁殖に成功していたり、伊豆半島アカウミガメ産卵場の保全活動をしていたりなどと色々と興味深いことをなさっています。
入場前に出迎えてくれたアカウミガメとアオウミガメ。入口の前に生簀みたいなものがありそこで泳いでいます。
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人が近づくとむこうも近づいてきます。
彼らから洗礼を受けたのち入場。
まずは大水槽から。こちらにもアオウミガメがいましたね。水深6mの大水槽ですがアクリルではなく、メタルガラスをつかっているのだとか。
水槽の天井からは外光が降り注ぐので海の中にいるような演出をしている模様。
魚種もドチザメやウチワザメ、アカエイなど伊豆の海を再現しているようです。
他にはカラー魚拓など興味深いものがありましたがイルカ推しでしたね。
エコーや体脂肪、流線形などなど・・・。
個人的に興味深かったのはイルカの肺活量ですかね。
肺活量はヒトと変わらないらしいのですがどうやら使用の効率がヒトより上なのだとか。
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右がイルカ、左がヒトの肺を模したもの。
ヒトは肺の容積の10%しか活用していないのにも関わらず、イルカはその90%を活用しているのだとか。
だからこそあれだけの潜水能力を発揮できるのだとか。
その後イルカショーの時間になり11名でマリンスタジアムへ。ここではカマイルカのショーが行われます。
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トレーナーのサインに従いジャンプや旋回などなど様々な動きを見せてくれます。
イルカはかなり知能が高い動物ですが芸を仕込むのは相当負担がかかるらしく、練習は1日で合計45分ほどしかできないようです。
そんな厳しい条件のもと練習したイルカとトレーナーさんがステージの上に立てるのですね。
その後はクラゲやサメの繁殖展示。
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イズハナトラザメと
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その卵。人魚の財布っていうらしいです。

その後は一部の部員でイルカとの触れ合いイベントへ。私はそちらに参加したのですがイルカの表皮はゴムのようでした。
イルカも個体によって性格などが大きく異なるようでしたが基本的に参加者をからかっているようでした。

イルカと触れ合わなかった部員は砂浜で採集していたようです。
そちらと合流し宿へ。
夕食後例の浅瀬で魚類採集です。
ライトで足元を照らしながら魚の寝こみを襲うといったものです。
なんとクロサギ、カワヨウジ、シマイサキなど今回の合宿の目標ともいうべき魚類が採れました。
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クロサギ
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シマイサキ
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カワヨウジ

成果
<魚類>(夜間採集)
・マハゼ・・・13
・シマイサキ・・・5
ゴンズイ・・・1
クロサギ・・・2
・カワヨウジ・・・1
・チチブ・・・1
・タネハゼ・・・2
・アシシロハゼ・・・2
・ヒナハゼ・・・6
・ハゼの一種・・・1

<昆虫>
コクワガタ ♀1

甲殻類>(夜間採集)
チチュウカイミドリガニ・・・3
・ケフサイソガニ
ヒライソガニ
・クロベンケイガニ
2日目へと続きます。