桐朋生物部のブログ

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桐朋生物部

一握の土

何事もなくまた年を重ね、迎えたのは2014年。
入部してから5年が経とうとしているマンファリです。次の文化祭が5度目となります。入部してから4回の文化祭を経験したわけですが、来場される方々からは良い反応をしていただき生き物の力を痛感しました。しかし、それと同時に思うのは生活から生き物、野生の生き物が遠い場所にあるのではないかということです。詳しく聞き込みしたわけではないのですが生き物を外でじっくりと見たり、探したり、採ったりしたことがない人が増えているのではないでしょうか?社会的風潮と言って思考回路を停止してしまえばそれまでですし、それを裏付けるデータを見せろと言われれば白旗をふるしかありません。全くもって勝手な憶測、感覚に過ぎません。しかし部員の中でも生物部に入って初めて採集をした、川に入ったなんて人もいます。
そこで、次の文化祭では来場者の方にじっくり生き物を探してもらおう、自然界ではどういうところに生き物がいるのか、そんなことを知ってもらえれば、雰囲気を味わってもらえれば、と思い準備を進めています。
そして初めての企画があります。それは「ケンゴロー池」です。
何かといいますと、ビオトープのようなものを作り、そこでお客さんに魚や水生昆虫などを探してもらおうというもの。
桐朋祭では我部のマスコットキャラクターのケンゴローに活躍してもらう予定です。

で、問題はどう作るか。初めての試みなので色々とあさってみるとネットや本ではいろいろな作り方が紹介されており、何を使ってどう作るか議論の余地は絶えないのですがとりあえずみやばやしの土を使って作ってみようということで。
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 みやばやしっていう林が校内にあるのですがそこにある土ですね。腐葉土がかなり発酵した土です。
 
イメージ 2
加水した後45cm水槽にペタペタと塗りつけていきます。
こちらは土のしたにビニールを敷いて水の浸透を抑えます。

 
イメージ 3
こちらはビニールを敷かずにそのまま注水しました。
みや林の土は粒子が細かく水分をよく蓄え粘り気が強かったですね。
案外適しているのかも?ビバみやばやし。まぁ時間が経ってみなければわかりませんが。
水から出ている部分、つまり土手の部分が崩れるか否か、耐久性はどんなものか、そう言ったところを中心に様子見です。