桐朋生物部のブログ

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採集旅行にいってきたぜ

今更ですが、夏休みのこと書きます。連投します。
 こんにちはチャリンライダーです。今回は8月27日~8月30日までに行われた。採集旅行について書きます。今回の記事は複数の部員が書く記事なので少々読みにくいところがあると思いますが、ご了承ください。
初期メンバーは
高二 マンファリ、コム、アンター、ヤッパノ、エリーゼ
高一 チャリンライダー、cider
中三 イール、ペッパー
中二 C.G  putera
 で、今回行ったのはここ
イメージ 1

そう地図(落書きではない)で見てわかるように東北地方に行ってきました。では書いていきましょう。
 
 8月27日早朝国立駅に集まった。そしていきなり電車でGO。ローカル線でゆっくり行きます。電車内で部員たち同士で話しているうちに最寄り駅に到着。そしてバス。そして陸の孤島というのがふさわしい場所に生物部は踏み入れた。

 そして宿についてから3か所に分かれて採集しに行ったのでそれぞれの言った歩行について書いていこうと思います。

ー1日目昼採集ー

《南方面編》
 えー再び登場のチャリンライダーです。南編のメンバーはマンファリ、そしてチャリンライダーの2人。南は生き物はあまり出てこなかったかな。あらすじとしては、宿に到着して自転車を借りて南に夜間採集の下見のために街灯を確認しに行きました。行はいいんですよ。まさにバイク。ブーンブーン(坂道を爽快に駆け降りるイメージ)

 そして隣町へ。そして田んぼで生き物観察をしたのですが…イナゴッ‼イナゴッ‼というようにイナゴだらけでした。そういえば駅にイナゴの佃煮売ってましたね。まあやはり食べ物になるぐらい大量にいるんですね。イナゴッ‼でイナゴの様子が浮かんだでしょうか?
 そして帰り。皆さんに先程言った通り、行はバイク。「行は」はなんですよ。うおおお坂道という感じで登っていきます。10キロほど登っていきます。ドンドン登っていきます。途中他のグループと連絡をするため僕は携帯を開きました…
       圏                      外
 よし電波を探そう。
イメージ 2


             ↑電波を探している僕(イメージ)

 という感じでした。僕の教訓電波は探してもないとこじゃ見つからない。
 そして行と反対に三輪車ぐらいのスピードで元来た道を帰ったとさ。そしてやかん採集の下見というのは…あまり良い場所を見つけることはできませんでした。まあ南編は写真もない感じでしたが他編は面白いと思うのでぜひ読んでね。続く

《南編》
どうも、コムです、でお送りします南編。
メンバーはコムとエリーゼ
この村は山の途中にあり、北へ向かうときはバイク(=ペダルこがない)ですが、南行きの我々は逆で行きはずっと坂道でした。
 ずいぶん久しぶりの自転車。そのうえ道は常に上昇志向があるようで。偉いんですが、私のももは辛いです。
 
しかしこの時、そんな辛さは微々たるものであることを我々は知る由もなかった……(これ2日目への伏線)
 
4,50分して目的の林道入り口に着き、何かないかと歩きます。
しかし東京西部の山とは植生が大分違いますな。こう、ちょっと太古の森的雰囲気を醸し出しています。
 
水音が聞こえて目を向けると、あぁ、、、サンショウウオとかいてもおかしくない沢だな、と。
ハコネサンショウウオは非常に多く生息しているらしいですし、とりあえず探してみるかと沢に降りて、浅瀬のそれらしい石をひょいとめくります。
イメージ 3

                                          (ハコネサンショウウオ)
一発で出ましたハコネサンショウウオ
「いたいた!」と興奮気味にあった私でしたが、自分の足元を見るとそれが冷めます。
薄暗い沢に浸りながら、浮かび上がる白と灰色の……これは、体毛のような……
急にあたりが暗くなったようにも思え、きょろきょろ見まわすと、体毛は左にむかって広っているよう。
視線をそれに沿って動かしていくと、ばらばらになった骨が視界に飛び込んできてぎょぎょっ。
間違いなく大型哺乳類の白骨死体。
しかし幽霊の正体見たりで不安はかき消え、一方で好奇の念はむくむくわき上がり、下草にまぎれた死体の頭部と思われるほうを探ります。
イメージ 4

カモシカの頭骨)
頭骨部分を発見。うつくし……
これは他のグループへの土産に、とコンビニの袋で包んで自転車カゴへ。
 
《町編》
こちらは町編。アンターです。
メンバーはヤッパノ、アンター、ペッパーの三人。このグループも自転車を借り、夜間採集に向けて下見を行っていました。
ここの目的は主に宿周辺の採集ポイントの探索。
地図に自販機や街灯などの情報を書き込みつつ、町の中を自転車で走る。何か落ちてないかと探しながら、走る。途中で雨が降ってきても関係ない(降らなかったグループもあったそうですが)。

途中、自販機を見つけ、地図に書き込んでいる間、ふと植物を見ると・・・
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アカヤマアリです。
クロヤマアリなどの巣を襲い、サナギを持ち帰る「奴隷狩り」をすることで知られています。後に写っているクロヤマアリは、きっと奴隷狩りをされたアリなんでしょうね。

そんなことをしつつ、自転車を走らせていると、街灯の下に落ちているミヤマの♂の死体をGET。初のクワガタ発見に夜間採集への期待が膨らみます。しかし、それ以後クワガタが見つかることはなく、そのまま町を一通り回って終了。

でもさすがは山の中。非常に多かったですね、坂道。町の中にいても、平らな道はほとんどない印象でした。
最終的に町組の成果は、ミヤマ♂の死体、ヤッパノ特製の町内マップでした。

《川編》
こんばんわ、GCです。
三方面に分かれたうちの一つである、川での採集について書きます。
メンバーは、僕、Cider,イール、Puteraの4人です。宿を出て適当に街を歩き回り、川に降りられる階段を見つけたのでそこに荷物を置いて採集をスタート。
さすがイワナやヤマメのいる川です。水がとても冷たい!さらに、川の近くまで降りると、ただでさえ低かった気温がさらにダウン。11月ごろの多摩川上流での採集を思い出す、そんな感じでした。
長袖を着て、流れの少しでも遅いところを見つけ、そこから突入。
冷たいのを我慢して採集。ボサがないので、石ガサをひたすら行いました。やっと魚が入った、と思ったらとっても小さなカジカの稚魚でした。
みんな黙々と採集を続けるも、カジカしか捕れません。Ciderが大きめのカジカをとっていましたが、彼の話によるとカジカが目の前で陸に乗り上げてきたそうです。
カジカ以外の生物としては、カワゲラやカゲロウなどの川虫と、カジカガエルのオタマジャクシぐらいです。
川で採集をしていると、漁協の方に遠くから話しかけられました。釣りはしていないか、イワナとヤマメは捕っていないか、魚は捕れるか、などのことを質問されました。イワナやヤマメの生息地を守るためにも漁協の方々にはこれからも頑張っていただきたいです。
僕がやっと水の冷たさに慣れたとき、Ciderが何とシュノーケルを装着し始めたではありませんか!それは、宿を出る前にチャリンライダー氏から借りたものでした。イワナでも見ようというのでしょうか。でも、さすがにこの冷たい水の中にもぐるというのは不可能ですよ。服の前のあたりがびしょぬれになったにもかかわらず、何も見えなかったようです。
僕はそれを見ていた時なぜか、僕もやりたい、という衝動に駆られました。このかなり退屈な採集に、何かスパイス的なものを求めていたのだろうか?
僕もCiderと同じように、服を清水で清めるも、何も見えませんでした。Puteraも試しましたが駄目でした。渓流魚は警戒心が強いようですね。
成果
カジカ
カジカガエルのオタマジャクシ
カワゲラの仲間
カゲロウの仲間
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ここからは夜間採集編です。今回の採集旅行は普段と違い各自別々に行動していたので、部員ごとに記事を書いてもらうことになりました。それでは、どうぞ。

《おれたちジョニぃじゃないよ編》
どうもGCです。
ジョニぃじゃない者たちの夜間採集について書きます。
宿の前の道から、街の真ん中を通る太い道に出て、ひたすら下っていきます。街灯を一つ一つチェックしながらみんなでゆっくりと歩きました。
寒かったですね。朝、東京にいた時も涼しかったような気がします。
役場などの怪しいところもしっかりチェックします。役場の近くでカジカガエルを見つけました。川から少し離れたところの公衆トイレの壁にくっついていました。Ciderが写真を撮ろうとすると、ガレージの下へ…。
 
頑張って街灯の下を探していると、マンファリが街灯の横に立っている倉庫っぽい建物の屋根の淵にとまっているミヤマクワガタを発見!マンファリが持参した釣竿を使って落とし、それを網でキャッチ。立派なオスです。かっこいい。
 
やはり誰かがとると自分もテンションが上がるものですね。僕は街灯の下を探すのに必死でしたが(シロマダラが僕の中ではメインだったので)、上の方にもいることを知り、上の方も探すことにしました。
しばらく歩いていると、またもやマンファリがミヤマクワガタのオスをゲット。さっき取れたオスより小ぶりでしたが、蝦夷型という珍しい型だそうです。おめでとう!
それからはめぼしいものは捕れず、山の方に上る林道があったので上っていきます。街灯が全くないのでライトで照らし、ちょくちょく人数確認をしながら慎重に。クマとかが出てきてもおかしくないですね。コムやエリィゼや僕は、道のわきを照らしてシロマダラを探します。かなり上の方までおしゃべりをしたり歌ったりしながら歩いたところで、そろそろ引き返そうということでUターン。街灯が全くないので星がきれいです。(この日は曇りだったかもしれません。ただ空が森よりも少し明るかったという記憶があるだけです。)
ここで、みんなでいっせいにライトを消そうという提案が。
………。
ここはどこ、そこにいるのはだれ?という感じです。
ほんとに何も見えませんでした。ただ空はうっすら明るかったです。
林道から元の道に戻り、また歩いていきます。そのままずぅーっと歩いて、わりときりの良いとキロまで来たので引き返すことに。
帰りに、役場のあたりをもう一度探しました。僕は公衆トイレのわきで、アカアシクワガタのメスをとりました。これが今回の採集旅行で僕捕った唯一のクワガタです。そのあと、僕は一部の人たちとともに先に宿に戻りました。1時ぐらいだったと思います。


《ジョニィ編》
 実は僕、熱を38度出して、独り東京で寝てたんです。ご覧のとおりメンバーに書かれてないでしょう。
 でも二日目の午後からは登場しますよ。お楽しみに。
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という1日目でした。2日目以降の記事もよんでねー。