採集旅行にいってきたぜ②
えーチャリンライダーです。皆さん宿題終わっていますか?僕は…で今回は前記事の流れで2日目の採集旅行について書いていきたいと思います。メンバーはまだ初期メンバーです。もう少ししたら誰かが加わります。では行ってみましょう。
起床は何時ぐらいか忘れた。たしか前日というか今日夜間採集から帰ってきたあたりから記憶にない感じだった。いやーそれにしても合宿と違って時間に縛られることが少なくていいですね~といっても自分チャリンライダーはほとんど合宿に参加していないような…そうではないような…。
そして朝食後すぐに採集場所へここから地獄のような時間が始まることを誰も予想していなかった。
採集場所は10数キロ離れていたので自転車を借りることに。そして坂道を登っていきます。最初の方は緩い坂が続いていたので余裕余裕ははは位でした。それを数キロでしたかね漕いで行くといきなり急な坂が出現‼この時はまあ、これ超えればまた緩い坂だろははは程度に見ていましたがそれは違いましたガ―ガーン(残念な時の効果音)最初の方は自転車を漕いでいたのですがすぐに自転車を押しながら歩きにこの時採集場所までまだ10キロ程(ガ―ガーン)それでも登りました。山道だったので周りはブナ林でした。登るのが辛かったので写真撮っていません。
ちなみに数少ない撮った写真↓
辛いですけど東京にはない巨大な原生林を進めて楽しかったですね。
そして漕いで歩いてを繰り返しているうちに休憩所に到着。そして昼食近年の合宿、採集旅行だと部員が家から持ってきたカップ麺などを食べるのが、恒例化かしていましたが、今回は宿の方に作っていただきました。それにしても登ってきた後だからかおいしく感じましたね。また、自転車で来たと休憩所にいた人に言うと笑われてしまうぐらいの場所でしたね。普通ママチャリで来ないつーの。
そして午後から採集場所での採集。少し歩くと
はいまだ続くよそして自分たちが歩いていくと先を歩いていたアンターたちの網の中に中に何かが入っています。
テッテレテッテテシマへピいやー綺麗な模様をしていますね。とりあえず自分は網に手を突っ込んで、はい掴みました。
うひーかっこいい。この赤い目が魅力的ですね。あっネタバレになっちゃうんですけどこの採集旅行中様々なヘビと出会ったんで楽しみにしていてください。
はいまだ続くよ。そしてクジャクチョウと別れて(逃げられて)道を歩いていると、なにやら黒いものが
目的としていたヒメオオクワガタのメスじゃないですか。
早速あたりを捜索。するとアンターが何かを発見
(ヒメオオ写真お願いします)
ヒメオオクワガタの♀です。
更にヤッパノが柳につくクワガタを発見
ヒメオオクワガタのオスです。短時間でペアがそろいました。このヒメオオクワガタはメスが細い枝などをかじって樹液を出しそれにオスが集まってくるらしいので、このオスも樹液を捜しに来たのかと思い、周辺を見ましたが発見することはできませんでした。そしてヒメオオクワガタを捜し柳などの木を見ていきましたが、追加個体はありませんでした。たしかアカアシクワガタが取れたかな。
帰りそして休憩所に自転車を止めてきたので休憩所まで4キロほど登山。そこで遠かったためかエリーゼはヒッチハイクを始めた。まあ他の人たちは普通に歩き始める。少し歩き始めて少し経つと後ろから車が、そこにはなんとエリーゼの姿が‼もう驚きの一言ですね。うんすごいよエリーゼさん…。顧問が来る合宿では、一発アウトの事もできるのでいいですね採集旅行。
そして休憩所まで戻り自転車で来た道を戻ります。行が地獄ということは…
帰りは天国ブーンブーン(バイクの音)実際バイク位速度出ていたかもしれません。ほんと速い車ぐらい速い。そしてあっという間に宿舎。中には宿まで漕がずに来れた人もいたくらいです。宿には前日来れなかったジョニィが来ていました。はいこれで昼編は終了です。引き続き夜間採集編をお楽しみください。
夜間採集編
《ヘビ編》
どうも、コムです。夜間最終でのヘビ探しの話題を致します。
さて、東北の山中で自転車を走らせますと、襟から袖から侵入する冷気で寒いです。
ですから自転車を降りて、夜の村へ一人離別、歩いて蛇さがしをすることに。
狙うはシロマダラ。
本州に生息するヘビ8種のうち最難関種。
夜行性、かつ生息密度が低いと考えられており、一部地域では「幻のヘビ」と名高い。さらに、爬虫類、とくにトカゲを好んで食べるという奇妙な偏食っぷり。
これは……見たいでしょ。
一種の憧れの念を持ちつつ、いつか見たい見たいと言って早数年。シロマダラの報告が多いこの地で勝負にでます。
時刻はどれほどだったか、8時を過ぎたくらいか。
懐中電灯で足元を照らしつつ、あてもなく歩きます。
一応トカゲを食べるらしいことから、それらの多そうなコンクリートや石垣のすき間等を目安に懐中電灯を照らしてはのぞき込みのくり返し。
ある墓地の近くで、それらしい雰囲気を醸し出すコンクリート塀の割れ目あり。
灯りで丹念に照らしますと、ちらと目に入ったのはヘビの抜け殻。
さいわい、シロマダラであれば抜け殻からでも比較的容易に種の判別ができます。
ヘビ、に限りませんが、ウロコをもつものはたいてい種によってその枚数が決まっているため、種を見極める際の手掛かりになることがありますので。
近くの公衆トイレに入り、その電燈の下、ちまちまと数えるウロコの数は
「いっ、に、さん、し、ご、…ろく、………じゅうろく、じゅうなな」
お?
心を落ち着かせて確認で数え直し
「いっ、に、さ、し、………じゅろ、じゅなな、じゅうはち……じゅうく……」
おかしい。
数え直し。「…じゅうなな」いや、もっと胴の太いとこ、ってそこだけなんか潰れて…わかりにく……「……じゅうく」 もう一度。「…じゅうなな」
駄目だ。分からん。願望に目がくらんで、どうにも正確な値がでません。
駄目だ。分からん。願望に目がくらんで、どうにも正確な値がでません。
本当のところ、生体を捕獲できればこんな抜け殻なんかに執着する必要ないのですよ。
それが全く保障がないから………
いや仕方がありません。トイレの扉をバンと開け放ち、煌々としたライトの下から出てまた夜道へ。
村はずれまで来ると、目前にコンクリート塀が立ち塞がります。
これをライトで照らしては一歩進み、といった作業をもはや淡々と機械的にこなしていると、頭はぼうっとして、視野が狭まり、壁にのみ神経が集まります。
シャーッと自転車が私のわきに停車したため意識が戻ると、振り向いたそこにはチャリンライダー。
昆虫採集の途中に私を見つけたそうな。
双方の成果が無いことを雑談程度に話すのと並行して機械的作業をすすめていると、その瞬間は、前触れもなく、ぱっと照らしたライトの先が目に飛び込んで
(シロマダラ)
この、、白と黒の派手なくらいのコントラスト。待ち望んだ、にょろにょろ。
私の行き過ぎた願望がつくった幻想ではないか、夢ではあるまいか、
「うohooooo、おいっ、この蛇が、見えるかよぉーーーーー!」
完全に調子を外して上ずった声で、奇妙なセリフで叫び声を上げる私。
「ここに、いるんだよおおぉぉっ」
と、訳のわからぬ返答をかえすチャリン。
頭部のみを見ると、模様の派手さとは逆に渋さが格好良い。
満足感に浸るとはこれですか。
そしてこの瞬間、両爬的には採集旅行に勝ったのです。