桐朋生物部のブログ

桐朋生物部の活動をまとめたブログです。Twitterもよろしく♪

桐朋生物部

檜原村昆虫採集

こんにちは、ペッパーです。
 今回は10/12の檜原村昆虫採集についてお送りします。
参加メンバーはチャリンライダーさん、僕、中1一名でした。

採集地点に着くと
イメージ 1

サンショウの実がなってました。秋の訪れ、ですかね。

 まずは歩きながら道端の植物に付いている虫を狙って網でガサゴソ。
でも最初の方はちっこいクモくらいしかかからず、大した獲物は採れませんでした。
シーズンが終わったのか、チョウは全く見かけません。ガはぽつぽついるんですけどね。
 しばらくすると、アリガタハネカクシ(アリの形という意味で、別になにかありがたい事があるわけではない)やカメムシの類が採れてきました。
 そんな中、視界を横切る黒い影が!!
中1さんの網にかかったそいつは…
イメージ 3

ミルンヤンマでした!!
こいつが採れてからはなんか流れで今回の採集のメイン目標がミルンヤンマになりました。
オニヤンマと似ていますが、飛び方が蛇行したり上昇して逃げたりとオニヤンマより複雑で、何回かチャンスがありましたがこのあとチャリンライダーさんがもう1匹採っただけで、合計2匹しか採れませんでした。
なんか追いかけていると縞模様が一瞬周囲の景色に溶け込んだだかでふっと視界から消えたりするんですよね…
カを見つけて退治しようとしてる時とか似た経験ありませんか?黒と明るい色の縞模様ってそういう効果があるんでしょうか…
目が青緑色で綺麗だったです。

そのほかにも個人的にいいものが採れた、と思ったものとして
イメージ 4

ウスイロカモドキサシガメの幼虫、と思われるもの(写真は家帰ってから撮った物です)。
カマキリみたいですがこれでもカメムシの仲間です。ミズカマキリの陸上版みたいな感じなんでしょうか。いや、むしろこっちが先でそこからミズカマキリが生まれたのかな、などと進化の過程を考えてみたり。

 時期的にアゲハやクワガタなどは採れませんでしたが、とても充実した採集になったと思います。
イメージ 2
今回採れた中で最大の甲虫、アオハナムグリ。もう時期なのかこの1個体しか見られませんでした。しかしなかなか絵になるようなところにいましたね。似ている種類のハナムグリとは、おしりの板にある毛の有無によって判断することが出来ます。アオハナムグリは、無いことで判別できます。


確認種
オオヒラタゴミムシ
ヒメコブオトシブミ
アリガタハネカクシ
クロズシリホソハネカクシ
アカマキバサシガメ
ウスイロカモドキサシガメ
ムラサキシラホシカメムシ
エゾアオカメムシ
アカアシカスミカメ
ヤマトフキバッタ
マダラカマドウマ
ビードロナミシャク
ミルンヤンマ