日々の葉脈
どうも、実は葉脈係だったりするペッパーです。
今日は毎年桐朋祭のクイズ景品でプレゼントされている葉脈標本の制作過程と制作風景についてお送りしていきます。
まずは葉脈標本にするヒイラギの葉を採ってきて、水酸化カリウム水溶液に入れて煮込みます。
ヒイラギの葉を煮込んでいるcider氏の図。
ガスバーナーを使うので顧問のマリオの許可がないとできないです。
写真の鍋の他に大きめのビーカーも使ってます。
煮込みが終わったら、歯ブラシで葉肉を落としていきます。
今は大体中1がやって上級生がチェックする感じですね。
葉肉の他に裏に副脈というのがあってそれも取らなきゃいけません。
トゲの先っちょとかは割と取りづらいですね。チェックしていて削りそこねがおおいです。
削り終わったら染色液に漬けて(革・布用の染料を使ってます)、色が付いたら取り出して古新聞に挟んで乾燥させます。
時々染色液がカビるのでその時は取り出すとき結構臭いです。なぜか緑がよくカビます…
この後はそのまま葉脈標本にするときとさらに加工して栞にするときとで工程が変わります。
そのまま葉脈標本にするときはラミネーターフィルムに9枚ずつくらい並べてラミネートし、そのあとハサミで楕円形にカットします。
最近これまで作ったのをよく見たら角が残っているものが多々あったので、現在修正作業に追われてます…
削りもそうですがカッティングも練度が重要ですね。
綺麗に切り終わったらこちらは完成です。
栞にする場合、まず白い紙にいい感じにカットした葉脈をノリで貼って、その紙を色付きの厚紙に貼ります。
一回貼り方自由でやってみたら某炭酸水先輩がかなり…えーと…個性的な物を作ったりという事があったので、貼り方は予め決めてあります。
そのあと古本に挟んで平たくし、ラミネートして切り出したら完成です。貼る作業が大変なので、もしラミネートをミスするとかなりヒンシュク買います。
こっちの栞作りが予定より進んでないので少し急がないと…
簡単な説明でしたが、いつも大体こんな感じで作ってます。