両生類・爬虫類調査 4/26
こんにちは、アカハナです。
毎月恒例の両爬調査。そのことについて書きます。
メンバーはアカハナ、中二×2の計3人。やや少なめなのは、同日に遠くの方での魚類採集があったのでみんなそちらに流れてしまったからです、無念。
9時に駅に集合し、調査地へ。荷物の用意をしているとシュレーゲルアオガエルのけたたましい鳴き声が聞こえてきました。
ちなみにこの田んぼあとにはアカガエルの幼生がわんさかいました。
そして、最初の沢へ。道中アカガエルを確認できず、不安がつのります。例年4月には見られているのですが………。
最初の沢ではトウキョウサンショウウオの卵嚢をたくさん確認できました。ただ、少し奥の沢に行くと水が枯れかかっている場所も多数見受けられました。卵嚢の孵化に影響しなければいいなと思います。
また、トウキョウサンショウウオの干物もありました。
………ほんとにトウキョウサンショウウオなのかな、まぁいいや。
二つ目の調査ポイントでは何も見られず、がっかりしながら三つ目のポイントへ。
ここにもアカガエルの幼生とトウキョウサンショウウオの卵嚢が。
ただ、最初のポイントと違う点は沢の水が豊富だったことで、枯れる心配はなさそうでした。
ここで、ふと倒木をめくってみると、
あれ、尻尾がある、トウキョウサンショウウオかな?
いや、それにしては体つきが丸くない。
もしや、これは………
アカハライモリです。まだ冬眠中だったらしくとても動きが鈍かったです。またここではアカガエルらしき影も見ることができました、写真を撮る前に逃げられましたが。
そして田んぼがたくさんある地帯へ。すると中二の一人が「ヘビだっ!」という。あわててその方向を見るとそこにはヤマカガシが。
ヤマカガシ、調査でこの種が最も多く確認されています。しばらく眺めていると泳いでどこかへ行ってしまいました。
ヤマアカガエル。全体的に小さい個体が多かった気がします。
また、この沢の奥では先月ここでは見られなかったトウキョウサンショウウオの卵嚢もありました。3月に確認できなかったのでこの沢では今年はトウキョウサンショウウオが繁殖しないのかと危惧していましたがどうやら心配なさそうです。
ここの沢の奥では少し遠くから両生類・爬虫類を趣味で観察に来ているという人と、お話をしました。情報交換みたいな感じです。学校名を名乗った際にこのブログを見ているとおっしゃっていて、とてもおどろきました。世間は狭いですね。6月の桐朋祭にお誘いして、その方とは別れました。
11時半ごろに調査を終了。とても暖かくよい採集日和でした。心残りはシュレーゲルアオガエルを見れなかったことぐらいですね。それでは今回はこの辺で。