桐朋生物部のブログ

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桐朋生物部

湿地採集録

こんにちは、アカハナです。
桐朋祭も近づいてきたため、部員たちは忙しい日々を送っています。
そんな中、両生類・爬虫類班の展示でアカハナが展示したいヘビ、「ヒバカリ」を採りに9日、10日と同じ場所で採集してきました。

そもそもヒバカリはアオダイショウやシマヘビのように体長が1メートルを越さないヘビです。そのため極めてというほどでないにせよ、採集が難しい。

ろくなポイントも知らないアカハナが頭を抱えていると、チャリンライダーからヒバカリがよくみられる湿地を知っているとの情報が。ということでその湿地に行ってきました。

初日
午前授業だけだったこの日は3時頃まで活動したあとその湿地へ。チャリンライダーに連れて行ってもらいました。

4時半ごろに現地に到着。早速ヒバカリの捜索を開始。しかし、見つからない。そもそも採集が二日に渡っている時点でお気づきの方も多いと思うが、初日はヒバカリは採れなかったのだ。
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だが、チャリンライダーが発見はした、つかみもしたらしい。だが、お手玉をしてしまい逃げられたそうだ(チャリンライダー談)。初日の成果としてはチャリンライダーがアオオサムシを捕ったぐらいである。
初日はそんな感じで終了。勝負は翌日に持ち越しとなった。

二日目
この日はチャリンライダーが別の採集に行っていたためアカハナ一人だけ。朝夕によく活動するというヒバカリの情報をもとに朝から捜索開始。湿地を歩き始めた。

が、ヒバカリはいない。日が頭上に登るころにはカナヘビの日向ぼっこが見れた。それも大量に。二日目だけで10回はカナヘビを目撃したと思う。

また、湿地横の斜面からヤマカガシらしきヘビの姿も見れた。そしてまた湿地を歩く。すると木の下でうごめく黒い塊を発見。でかいクモかと思い、木をのけるとそこにはアカハライモリの姿が。
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写真だと分かりづらいですが、結構大きかったです。動きも活発であまり冬眠明けという感じでもなさげでしたし、なにをしていたのでしょうか。

他にはエサキオサムシというオサムシも捕れました。ちなみにこの個体はあとでチャリンライダーにあげました。

そうこうしているうちに夕方に。必死に探すもヒバカリは現れない。5時頃にチャリンライダーと合流。その日の採集についてお互いに話した後、チャリンライダーは去って行った。

また一人でヒバカリを捜索していると念願のヘビが!
だが大きい、1メートルはある。そう、捕れたのはヒバカリではなくシマヘビだった………。
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シマヘビくん。かわいかったがアカハナの首にかけていたタオルに執拗に噛みついていた。

結局、二日目にもヒバカリを見ることはできなかった、シマヘビは見れたが。
このことを翌日、チャリンライダーに話すと、あそこではシマヘビの方が珍しいという、うれしいようなうれしくないようなお言葉を頂いた。ラッキーだったと思いたい。

イモリも捕れ、ヘビも見れたので大変実のある採集だったが、やはり目的のものが捕れないとしまらないなぁ、と思った。次回は必ず捕ります。