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大島採集旅行 8月4日 海組

こんにちは、Loachmanです。
4日からいよいよ採集開始です。

朝5時に港に着いた一行は、ここで海組と山組に分かれて行動しました。Loachmanは海組だったため、海組の模様をこれからお話ししたいと思います。

海組のメンバーは、Loachman,高1S,ジョニィ,たけず,White net,バタコさん,中2Mの7名。

山組とフェリーの発着場で分かれた後、僕ら海組は早速近くにあった漁港へ行きました。早朝だったので人も少なく、きれいでいい雰囲気の漁港でした。
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朝の漁港
漁港に着いて部員一同で海の中を見てみると沢山の魚がいました。スズメダイメジナゴンズイをはじめ、よく目を凝らしてみるとハコフグやイシガキダイなども多く見られました。ジョニィ氏曰く、「潮がいい」。
そんな中、幸いにも長いタモ網が手元にあったので、ここで僕たちは堤防の上から魚を掬うことにしました。何が捕れるかな?
そこで捕れたのが、、、、、、
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ハリセンボン
いやー、膨らんでますねー。大島では結構ふつうにみられる魚で、港内には他の個体も多くいました。ゆっくり泳ぐので捕るのは簡単でした。また、この写真では分かりませんが、可愛い顔をしていました。
他にも、、、
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ナンヨウツバメウオ
こちらはナンヨウツバメウオの幼魚。茶色い体をしており、枯葉などに擬態していると考えられています。捕った高1Sによると、「動きがゆっくりで捕りやすかったですよ」とのこと。ちなみに成魚は暗褐色の横帯がでるので、幼魚とは全然見た目が違います。一応探してみたのですが、残念ながら成魚は見られませんでした。

しばらく魚を堤防の上から追い回した後、少し飽きてきた部員はまだまだ時間があるということで、港の浅いスロープ採集開始!
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採集をするジョニィ
結構スロープにも魚はいるもので、ウミスズメドチザメの幼魚が捕れました。
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ただ、ドチザメを捕ったところで一つ問題が発生。誰が捕ったかで論争が巻き起こりました。
流れとしては、
White net 「ドチザメ捕ったぞー。やったー」
たけず 「お前の網で捕ったの?」
White net 「いや、俺が追い込んで、高1Sさんの網に入って捕れた。」
ジョニィ 「それ高1Sさんの手柄じゃね」
White net 「いやでも追い込んだのは俺だから」
たけず ジョニィ 「どっちにしろお前ひとりの手柄ではないだろ」
                                という感じ。
結局、謙虚な高1SがWhite netの手柄だと認めたので、White netの手柄ということで一件落着。
そんなこんなで炎天下の中おしゃべりしつつ片づけをし、バスで宿へ向かいました。

宿でカップ麺で昼食をとって休憩をした後、午後は宿の近くの海岸へ行くことに。
港ではハリセンボンやウミスズメなどのフグの仲間が多かったですが、ここでは何が見られるのでしょうか?

早速海へ入って一言。「さ、寒い」
そうこの日はどういう訳か海水が冷たく、魚も多くありませんでした。シュノーケルとフィンをつけて元気に泳ぎ回るたけずたちを横目に、僕とかは寒さのあまり泳げませんでした。
成果としては、シマスズメダイアゴハゼがタイドプールで捕れたのみ。たけずと
White netはウツボを目撃したようですが、捕獲には至らなかったようです。

ここでしばらく採集をした後、4時半くらいに帰路につきました。

まだまだ、採集旅行は始まったばかり。大島のポテンシャルを実感し、充実な1日でした。
これ以降の記事もお楽しみに!
<成果>
・イシガキフグ
・ハリセンボン
・ナンヨウツバメウオ
・トウゴロウイワシ
アゴハゼ
イカ(種類不明)
<おまけ写真>
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磯の上ではしゃぐ部員
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この日一番の大物。イシガキフグ