2015年度ハグロトンボ調査 まとめ➀
皆さんこんにちは、ペッパーです。
今回は6/21~11/1にかけて行われたハグロトンボ調査について書いていきます。
諸事情により記事が書けていませんでしたがちゃんと調査していました。ハグロトンボ調査の記事を待っていた方には申し訳ないです。
生物部では2011年からくにたち郷土文化館さんの企画する「くにたちハグロトンボ調査隊」に参加させていただいていました。この企画は2013年で終了してしまったので、現在は生物部の活動として調査をしています。
ハグロトンボとは
トンボ目イトトンボ亜目カワトンボ科に分類され、名前の通りの黒い翅とひらひらとした飛び方が特徴のトンボです。オスは腹にメタリックグリーンの金属光沢がありますが、メスの腹は光沢のない黒や暗褐色をしています。一定の生息域に住み、トンボの中では比較的種として長期間にわたって見られるトンボです。
ハグロトンボ オス
ハグロトンボ メス
調査概要
ハグロトンボを捕獲して翅にマーキングをして放すという方法で、匹数、性別、捕れた地点、成熟度、再捕獲か否かなどを記録します。
成熟していない個体は腹の裏側は黒ですが、成熟したものは腹の裏側が白く粉をふいたようになるので、それで成熟度を判別します。
ただ、今年はなぜかオスにこの色の変化が大きく現れなかったため、オスは縄張りを張っているかなどの情報からも成熟度を判断しました。
オス 成熟個体
今年は白い色があまり出ないものが多かったです。
メス 成熟個体
こちらはしっかりと白くなっています。
次回は具体的な調査の様子やその中で見られた行動などについてお送りしていこうかと思います。