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久米島採集旅行 3/29 さらば沖縄

ジョニィです。前のデブケンの記事の終わり方がまるで最終日のようでしたが、本当は今日が最終日。とはいっても今日は帰るだけ。楽しかった久米島を離れるこの日がとうとう来てしまいました。
朝早く起きて持ち帰る魚の準備をするために港まで行きました。皮肉なことにこの日が一番暖かかった。
ドタバタと準備を終えてチェックアウトを済ませ、ギリギリの時間に空港行のバス停に到着。まだバスは来ておらず、ほっとしたものの何かがおかしい。時間を過ぎてもバスが来ない。バスの時間を改めて調べてみると、バスが来るのは思っていた時間より10分遅いことが分かりました。早い時間に勘違いしていて本当に良かった。これが逆だったらと思うと今でも恐ろしい。
イメージ 1
空港に着きプロペラ機に乗り込んだのですが実はその前にちょっとしたトラブル?が発生したのです。
それは久米島空港で荷物を預ける時でした。部員たちはとれた魚の一部を持ち帰って飼うためにタンクやクーラーボックスに入れていたのですが、係員の方に「生きた魚には預ける場合ペット料金として別に9000円かかります」と言われたのです。手荷物で機内に持ち込もうにも水が規定の量を超えているので預けるしかなく、もう目の前が真っ暗になった気分でした。そのとき、その係員さんが抜け道?を教えてくれました。「ペットとしてならかかりますけど、食べるための魚や何かの餌にするための魚だったらかかりませんよ。」もちろんその魚は部で飼うためのものでしたが、無事に通過することができたのでした。イメージ 2
さよなら久米島イメージ 3
那覇空港に着くと大きな水槽が。こんな水槽に憧れますね。今回の旅行で採れた魚も数種類います。この後那覇空港で昼食をとり、羽田行の飛行機に乗りました。イメージ 4
久米島から羽田までの長旅を終えたルリスズメダイ
こうして今回の採集旅行は終了となりました。ここで今回の採集旅行の成果を載せたいと思います。

3/26
 昼:ムツ(稚魚)
   ハナミノカサゴ
 夜:トゲチョウチョウウオ
   ハタタテダイ
   セグロマツカサ
   テリエビス
   サッパ
   ヤクシマイワシ
   フウライボラ
   ダツの仲間
3/27
 昼:ベニツケサツキハゼ
   ミツボシキュウセン
   ヤエヤマギンポ
   ナカハラタナバタウオ
   クモウツボ
   ヘリゴイシウツボ
   ネズスズメダイ
   ルリスズメダイ
 夜:テリエビス
   ホソスジナミダテンジクダイ
   ダツの仲間
   イスズミ
   ハタタテダイ
   ツノダシ
   ハナミノカサゴ
3/28
 昼:ニジギンポ
   カマスの仲間
   ミツボシキュウセン
   ヤエヤマギンポ
   ナカハラタナバタウオ
   クモウツボ
   ヘリゴイシウツボ
   アセウツボ
   ネズスズメダイ
   ルリスズメダイ
   フエダイ
このように、全体ではなんと28種類もの魚たちを採集できました! 採集方法は全てタモ網と磯玉網です。また捕まえることこそできなかったものの、普段は見ることのない魚にもたくさん出会いました(イシガキダイキヘリモンガラorゴマモンガラタテジマキンチャクダイなど)。見ての通りかなり密度の高い採集旅行になったと思います。
ただ、少し心残りもあります。それはあまり島を満喫できなかったということです。
久米島に来て私たちは採集しかしていませんでした。一人一日だけ山を見に行った遊び人は別として、朝から晩までずっと網を振り回してきました。
しかしよく考えてみたら、島に来て観光もせずに生き物を追いかけ回す、というのが生物部なのかもしれません。生物好きとしてこんな幸せは他にあるでしょうか。

なんか最後文字ばかりになって退屈だったかもしれませんが最後まで読んでいただきありがとうございました。ではでは。