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5月5日 ハコネを求めて。

こんにちは、アカハナです。
今回はハコネサンショウウオという普段とは違った種類のサンショウウオを捕りに行きました。メンバーはアカハナ、おでの二人。

そもそも東京にはトウキョウサンショウウオ、ヒダサンショウウオ、ハコネサンショウウオの3種が生息しています。その中でもヒダ、ハコネは山に登らなければ捕れません。
なかでもハコネはヒダよりも標高の高いところに生息しています。要するにハコネのほうが捕りにくい。今回はそんなハコネの成体を捕りにいってきました。

7:30駅に集合、4分後にはバスが来るのでダッシュでバス停へ。その後バスに20分ほど揺られて、登山の入り口に。帰りのバスが12時代の次は4時代だったのはきっかけ。帰りは歩きか………。

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道中でモリアオガエルらしきものが轢かれていました。繁殖期で出てきたところを轢かれたんでしょう。かわいそうに。

しばらく歩いていると道の上を何かが歩いていく。見慣れたそのフォルムは…。
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マイマイカブリだ!幸先いいですね。今日はいけるかもしれません。

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気づいたらかなり登っていました。いやー、絶景ですね。恐ろしく速いコムの登山ペースぐらいで登っていたので二人ともへろへろでしたが。道中でアカタテハを捕ったりもし、昆虫班へのおみやげにと持って帰りました。

2時間ほど登ってようやく沢に。試しにオデと幼生を探していると、
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ハコネサンショウウオ幼生。
オデがサクッと捕獲。なんか、相変わらず不細工ですね。この顔がつぶれた感じが特に。

とりあえずさらに上へ。おととしコムが捕っていたあたりで荷を下ろし本腰を入れて採集開始。アカハナは成体狙いで大き目の石をひっくり返していく。すると採集開始から20分後、ついに、
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おお、捕れた。個人的に初採集。ハコネサンショウウオの成体です。流れの速い場所石の下にいました。

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こんな感じのとこで捕れた。がっつり流れているので石をひっくり返した瞬間に流れていき、心臓に悪かったです。逃がさなくてよかった。

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ちなみにこの体型は決して痩せているわけではなくもともとこういう外見です。僕も初めて見たときはこいつ死にそうだなとか思ってしまいました。

その後、もう一匹見つけるも流れて行ってしまい、成体はこの一匹のみとなりました。目標のものが捕れたので下山にかかる時間も考えて12:30に下山開始。この時点で帰りは歩きが確定したわけです。

そして駅に着いたのは14:30。二人ともくたくたでしたが目標のものがきちんと捕れたのでとても満足感が得られました。駅で買ったコーラがとてもおいしかったです。それでは、さようなら。