桐朋生物部のブログ

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透明標本 ③

高校は実力テストも終わり、ようやく部活に集中出来そうです。
ここのところ更新が少なめになっていましたが、これからはほぼ毎週末採集があるので記事のネタも増えていくかと思います。
最近は平日は文化祭に向けての事務作業で大忙しですよ。これで週末は川やら海やら行くので本当に休みが無いです。楽しいからいいけど…
事務作業というのは「説明書き」とクイズ景品の「葉脈標本作り」がおもな内容です。どっちも地味ですが葉脈標本はけっこうキレイなので今度紹介したいと思います。

今回はシリーズでお送りしていた透明標本の最終回です。実際に完成した標本を二つほど紹介します。

・アカガエル
作成過程ではあまり写真が残っていませんが、これが一番きれいに出来ました。
イメージ 1
紫の骨の周りの白い膜のようなものが筋肉です。
イメージ 2
こちらは背中側からみた様子です。フラッシュをたくと鮮やかな赤紫に見えます。
全身の骨格の様子がわかります。

カワムツ
こちらは染色液を抜くのに失敗してしまい、筋肉があまり透明に見えません。これでも数々の失敗作に比べるとよくできた方です。大きめの川魚はウロコを落としたりするのが地味に難しいです。
イメージ 3
かろうじて背骨が見えます。ヒレの先は割とよくわかるかと…

と、軽く今まで作ったものをいくつか載せてみました。
透明標本の意義は小型の生物の骨格を生きていた状態で見られる事なので、一応それは達成できているかな…まだまだ至らない点が大量にあり、文化祭までにまともなものが出来るか不安です。
これらは今年の2月ごろに作成したものですが、現在も他の川魚や両生類で製作中なので、今後はその途中経過もブログで書いてみようかと思います。