ドンコ

今日捕ったドンコという魚は、本来は西日本に生息する魚です。しかし、なぜだか関東にも一部定着している地域があるようです。生物部では、神奈川県のとある小さな川で毎年ドンコを捕っています。夏休みの琵琶湖合宿でも必ず捕れます。

 

ドンコは本当に凶暴で、貪欲な魚です。今日もドンコとアブラハヤを同じビニールに入れておいたら数分で食われてしまいました。狭いビニール袋の中で揺られていても、餌のことを考えているなんて本当に強い魚です。平気で共食いするので、大きさの違うドンコを一緒に飼育したら次の日には確実に大きい方だけになってるでしょうね。

 

今日行った川には毎年行っているんですが、今年はドンコの数が本当に多かったです。その反面アブラハヤ等の昔からいた種類は減ってしまっていて、ドンコの生態系に与える悪影響を痛感しました。この川以外でドンコを確認したことはまだありませんが、今後もし多摩川なんかで繁殖しだしたら大変なことになるでしょうね。

 

写真はそのドンコですが、腹が膨らんでいるのが分かるでしょうか？なぜこんなに膨らんでいるのか考えてみてください。