桐朋生物部のブログ

桐朋生物部の活動をまとめたブログです。Twitterもよろしく♪

桐朋生物部

一方そのころ、主将は…

こんにちはmomoです。ゴールデンウィークは連日採集で大変でしたね。しかしその最終日5/5の採集に、主将の姿はありませんでした… 大事な活動をほったらかしてどこに行っていたかというと それは麻布学園の文化祭です。

勘違いしないで頂きたいのですが遊びで行ったわけではありません。一ヶ月後に控えた桐朋祭にむけて少しでもアイデアを得ようと単身、視察に赴いたのです。決してゲーム部の展示で一遊びしたり、友人とまったり午後のティータイムを楽しんだり、まして文化祭のあとに渋谷の街を満喫しちゃったなんてことは全然ありません。

今回はそこで見た麻布学園の生物部の展示について書きたいと思います。

入って真っ先に目に入るのが爬虫類、ヘビの展示です。アオダイショウ、シマヘビ、ジムグリ、ヒバカリとかなりの種類のヘビがいました。どれも採集で捕まえたものだそうです。すごいな~
イメージ 1


お次は両生類。爬虫→両性→魚 と陸から水に遡る順番になってるんですね。 
写真を取っていませんでしたが、シュレーゲルやアカハライモリなど桐朋でもおなじみの仲間がおおかったです。シリケンイモリというのはは初めてみました。

魚類の展示は最も数が多く、特に海水魚の種類が豊富でした。海水魚は正直ほとんど知識がありませんでしたが、川魚より色が鮮やかなものが多く、人目を惹く存在でした。なかでも数十センチはある巨大ウツボは衝撃でしたね。
イメージ 2
こいつは罠を使って採ったそうです。

そしてぼくが一番驚かされたのは展示の後半にある骨格標本のコーナーです。受付で配布していた冊子には作り方が載っていましたがこれらは全て部員が作ったものだそうです。深海魚やウツボなど多くの魚類、両生類の骨格が綺麗に取り出され成形されていました。高い技術と知識がなければできないことです。ウチじゃ採ってきた魚もただ飼っているだけなので、こういう形で研究に使うというのは見習わなければならない所です。
イメージ 3
この他にも骨格に関する展示がたくさんありました。

そして骨格標本の続きを見ると、なにやら青っぽいものが並べてあるではないですか。そう!麻布でもやってやがりました透明標本です。ギャアアアアーーーーーー!!!!!! ネタかぶってるううううーーーー
しかも奴さん軟骨を染めるアルシアンブルーまで使ってます。ウチじゃ高くて買えなかったのに…
使っている素材は(見た限り)すべて魚類で、淡水魚と海水魚が半々位だったとおもいます。どれも細部まで綺麗に透明化されていて本当に美しかったです。

面白いと思ったのはその展示方法で、シャーレに標本をいれて顕微鏡で見るようになっていました。なるほど!
これなら透明標本のウリである「小さい生物の骨格を観察する」というメリットを生かせるわけですね。
イメージ 4

と展示の様子はだいたいこんな感じでした。結構やってることが桐朋と似ているというのが全体を通じた印象です。まあ同じ東京都なんで採れるものが似てるのは当たり前なんですが…