桐朋生物部のブログ

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DNAの抽出実験

どうもmomoです。連休は狂ったように採集に行きまくってましたが、さすがに中間考査、そして桐朋祭が近付いてきたのでこれからは部室にこもって地味な作業の繰り返しになりそうです。そんななか、今日は簡単にできるDNAの抽出実験を行いました。

使用した材料はサワラに白子です。魚の白子なら何でも良かったんですが、これがなかなか手に入らなくて実験をするのが遅くなってしまいました。

~実験の方法~

1.白子をすり潰す
食塩水と混ぜた白子をすりばちですり潰します。写真では分かりづらいですがかなり生臭いです。
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2.すり潰した白子を10分間遠心分離する
遠心分離機なんてウチの学校にあったんですね!授業で使うことなんてないと思うけど…

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3.遠心分離した上澄み液と食塩水、ドデシル硫酸ナトリウムを混ぜる
このまま30分ほど撹拌することで余分なタンパク質を分解します。その間じょじょに食塩を足していきます。
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全自動かきまぜ機。なかで磁石が回って水流を起こしている。

4.遠心分離する
3で出来た溶液を再び遠心分離機にかけます。これで重いタンパク質は下に沈み、軽いDNAだけが上澄みに残ります。

5.エタノールに入れる
4の状態ではDNAは上澄み液のなかに溶けてしまっているので目で見ることはできません。この溶液を数滴エタノールの中に入れると溶けていたDNAが白い糸状の物質となって現れます。
イメージ 4


6.染色
出てきたDNAをガラス棒でからめとって、酢酸カーミンという染色液に漬けて染色します。完成したものは白  い紙に貼りつけて保存しました。

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あ~ 染色したあとの写真撮り忘れた

作業時間は2時間半くらい、その間もただ待ってることが多かったので楽な実験でした。