桐朋生物部のブログ

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乾燥標本

というわけで、昨日は新宿の東急ハンズで標本作り用の道具を買ってきました。
やっぱりハンズは何でもそろってていいですね。特に科学コーナーは心ひかれるものが多くて楽しいです。調子にのって予定外のものまで購入しちゃいました。
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その一つがこの標本瓶。一番最初に透明標本を作った時に使ったのですが、よく利用している渋谷店からは姿を消してしまって、それ以降は仕方なくプラスチック製のものなどを代わりに使ってました。新宿にはまだあって嬉しかったです。気泡が入りにくい上、ガラスも厚くしっかりしていてカッコいいです。二学期にまた透明標本をつくろうと思ってるのでその時使おう…

~本題 標本作り~

この前グーナーにもらったカミキリ、オサムシ、カナブンを乾燥標本にしました。
コルク板に針で固定するだけの簡単なものですが、手順を紹介します。
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(左からカナブン、エゾカタビロオサムシ、ミヤマカミキリ)

①熱湯につける
本来は硬直した関節をほぐすためにお湯につけます。今回は死後間もないのであんまり硬直はしていませんでしたが、殺菌も兼ねて熱湯につけました。
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熱湯に入れた瞬間、オサムシが綺麗な緑色に変わってびっくりしました。
反対にカミキリは黄色かった体色が真っ黒になって焦りました。
熱でタンパク質かなんかが変性したんですかね…?

②整形して板に固定
とりあえずカナブンで練習…
適当なサイズに切ったコルク板に針で固定します。
針を背に刺す時は中心線からそらして刺すんだと最近知りました。
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コルク板は下にラベルを貼るスペースがあるといいんじゃないでしょうか。

次にオサムシ。水から上げたあとも緑色が強く残っていました。
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最後にカミキリです。 乾燥させたらもとの黄色が戻っていたので一安心。
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ちなみにもう一度測ったら体長は52mmくらいでした あれ…縮んだ?

③乾燥(現在進行中)・保管
乾燥剤を入れて乾かして、硬直させます。どのくらいかかるのかは不明。
一通り水分が飛んだら適当な箱に入れて保管。採集地とか採集日時を書いたラベルを貼るといいかも知れません。

全体で作業は一時間くらいでした。昆虫標本なんて作るのはもう3年ぶりくらいですけど細々した作業も結構楽しめました。採集して来てただ飼い殺しにしてるだけだと研究にならないので、こうやって記録を残すのも部活動としては必要なんじゃないですかね。


夏休み中はこの他に樹脂標本も作ってみようと考えているので、できたらまた書きます。