桐朋生物部のブログ

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琵琶湖合宿四日目

<12日…4日目>
4日目は朝外を見ると、ものすごい雨と風でした。ちょうど台風が直撃していたんです。寝る布団がなく、夜中も寝られず民宿内を徘徊していたグーナーさんが言うには、朝4時ごろが一番凄かったそうです。
 
もちろん午前中の採集は中止。様子を見ながら午後の採集を行うということになりました。
少し雨もやみ、小雨になってきたところで昨日仕掛けたウナギ仕掛けの回収に向かいました。昨日仕掛けた際には強風のために仕掛けた瞬間ペットボトルごと吹き飛ばされたので、どうせ他のもなくなってるだろうと思っていましたが、奇跡的に3個ほど残っていました。しかし、案の定あり得ない方向に糸が伸びていて、ウナギどころじゃなかったですね。そして、もっとも我々を驚かせたのは昨日吹き飛ばされて消えたバケツが見事漂着していたことです。水草まみれになっていて、どれだけすごい波だったか物語っていました。
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この写真で昨日との違いが分かってもらえると思います。
 
その後雨が強くなることはなく、午後の採集は二手に分かれて行うことになりました。本当は二手に分かれて片方は南湖に行く予定だったんですが、南湖はポイントがなさそうだったので両方とも徒歩の範囲内で行いました。
 
momoと僕のグループは昨年スナヤツメが捕れた砂地のポイントを目指しました。途中タナゴのいそうな水路を発見したため、僕と釣り好きの後輩はそこで釣りを開始。残る人たちはさらに先のポイントを目指しました。しかし、結局残る人たちは砂地に辿りつくことができないというあり得ない事態になり、急に雨も強くなってきたのでなんとポイントを目前にして川にも入れず中止。僕が釣りを開始して1分後にmomoたちが戻ってきて、中止宣告を受けました。
 
グーナーのグループは昨日行った場所に行く途中の水路で採集をしていたそうです。同じく雨が降っていたようですが、グーナーの熱意により30分ほど採集したそうです。去年の合宿で僕が一人で採集した時にはタナゴ2匹というさびしい結果に終わったこの水路ですが、台風で魚が逃げ込んでいたのか、なかなかの成果でした。
 
<水路>
・アブラボテ…20くらい
・ドブガイ
・ドンコ
その他色々といましたが、覚えてません。
 
 
以下少し話変わります。
10日の夜間採集(釣りのみのとき)に実はグーナーが古い魚のトラップを発見していました。中を見てみると、でかいフナやブルーギルが入っていたんですね。その時はそのまま放っておいたんですが、フナ好きの後輩がこの日宿に帰ってきてからこのフナを救出し、宿の方に詳しいフナの種類を聞いたそうです。すると、何故だか分りませんが、近くの港の船のイケスで同じようなフナが飼われているから見てみるか、ついでに1カ月前からいる子供のイワトコナマズをあげるよという話の流れになったそうです。
イワトコナマズと言ったら琵琶湖固有種。ぼくらにとって夢のような魚です。興奮を抑えつつその港まで軽トラの荷台に乗って連れてってもらい、イケスを覗くと見事なイワトコが2匹も。水槽で飼うにはちょうどいいサイズが2匹だったので両方頂きました。本当にありがとうございます!これが今回の合宿一番の成果でしょうね。
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           正真正銘イワトコナマズ
 
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      全ての発端となってくれた奇跡のフナ 
 
見事イワトコを苦も無く2匹ゲットし、その後宿の方のご厚意で近くの温泉&バイキングに連れてってもらいました。帰ってきたら良い感じに雨もやみ、無風でしたが温泉入っちゃったので夜の湖ガサガサは中止。まあ普通そうなるかな…。イワトコもらっちゃったんで釣りも中止。そして、予定されていた花火大会を行いました。案外綺麗でしたね。中学生たちも楽しんでくれてたみたいなんで良かったです。近所の方には迷惑掛かっちゃいましたが…。
 
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12日はこんな感じでした。今日は大哺乳類展に行ってきたので後日そのことも載せたいと思います。その前に合宿最終日のことを書かなければ。